庭の困りごとを知る・解決するメディア
庭図鑑について掲載情報と出典庭の相談
庭図鑑powered by NIWASAIDO庭と、緑のある暮らし。庭彩堂に相談
ヤブコウジ

庭木図鑑 / 葉は厚く、つやのある暗い緑色で、やや光沢のある革のような手ざわり。葉身は単葉で楕円形から披針形、縁には細かな鋸歯があります。葉は枝先に密に集まり、春の新芽は淡い緑から銅色、ブロンズ色にほどけます。冬も葉を落とさない常緑の葉姿です。

ヤブコウジ

日陰の地面を彩る、赤い実の常緑低木

日陰の地面に低く群れる緑と、秋の赤い実。ヤブコウジを庭に迎えるか迷っている方へ。日当たりと土、広がり方の目安を押さえて、植える場所を決められます。

高さ20〜30cmの常緑低木

背丈は8〜12インチ(約20〜30cm)ほどに収まります。冬も葉を落とさない常緑で、低い姿を保ちます。 [1]

地下茎で群れをつくる

地下茎(ランナー)を伸ばして素早く広がり、日陰の地表を覆うグラウンドカバーになります。 [1]

夏の星形の花と秋の赤い実

7〜8月に白から淡い桃色の星形の花を咲かせ、9月に実ります。10〜11月に熟した赤い実は冬まで残ることがあります。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

背丈は20〜30cmほどに収まり、地下茎を伸ばしながら徐々に群れをつくる常緑の低木です。春の新芽は淡緑から銅色、夏には白から淡い桃色の星形の花を咲かせ、秋には赤い実が実ります。日陰の地表をやわらかく覆う姿を長く楽しめます。

こんな希望には合いやすい

ヤブコウジ

日陰の地表を埋めたい方へ

深い日陰から部分的な日陰に育ち、低く群れるため、木の下や北側の地面をやわらかく覆う場所に向いています。 [1]

ヤブコウジ

秋から冬の実を楽しみたい方へ

直径0.25インチほどの鮮やかな赤い実は冬まで枝に残ることがあり、常緑の葉とあわせて冬の庭の見どころになります。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ヤブコウジ

強い日差しは避ける

直射日光が2時間を超えて当たり続ける場所では葉焼けを起こします。夏の西日が当たり続ける場所は避けましょう。 [1]

ヤブコウジ

水のたまりと乾燥に注意

浸水にも乾燥にも耐性がありません。水のたまった足元や乾きやすい場所は避け、水はけのよい土を選びましょう。 [1]

ヤブコウジ

踏み固められた場所に弱い

足あとで踏み固められた土壌は向いていません。通路や人が歩き込む場所は避け、群れの内側にも足が入らない場所を選びましょう。 [1]

横30〜90cmの広がりを見込む

成熟株の高さは約20〜30cm、幅は約30〜90cmです。地下茎で広がるため、周囲に3〜6フィート(約90〜180cm)の余裕があると安心です。 [1]

ヤブコウジ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で水はけのよい酸性土に植える

植える場所は、直射日光2〜6時間の部分的な日陰か、より深い日陰を選びましょう。酸性(pH6.0未満)で有機物に富み、水はけのよい土が向きます。踏み固められた足あとと水のたまる場所は避けてください。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷ったら、庭彩堂の公式LINEで植栽について相談できます。日陰の深さや土の水はけなど、候補の場所を伝えてご相談ください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色や実のつき方に違和感があるときは、まず日当たりと土の乾き方を見分けてみてください。強い日差しが続くと葉焼けを起こし、水のたまりや乾燥にも弱いため、日当たりと足元の土の状態から原因を考えられます。

ヤブコウジ

春の新芽の色と葉のつき方

春に伸びる新芽は淡緑色から銅色、ブロンズ色にほどけます。葉は枝先に密に集まるので、芽の色と葉の集まり方を確かめてみましょう。 [1]

夏の花と秋の実のつき方

7〜8月に新葉の下へ星形の花が密集し、9月に実がつき、10〜11月に赤く熟します。冬まで実が残ることもあります。 [1]

葉の艶と光の当たり方

厚くつやのある暗い緑の葉が基本です。日差しが強い場所では葉焼けを起こすので、葉の色と光の当たり方をあわせて見てみましょう。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉の色が気になるとき

葉の色づきが気になる場合は、まず日当たりを確かめましょう。直射日光が長い場所なら、より深い日陰へ移せるか検討してみてください。 [1]

土が乾きやすいとき

表面が乾きやすい足元は、有機物を含む水はけのよい土に整えましょう。乾燥には弱いため、土の状態を手で確かめます。 [1]

群れに踏み込まれそうなとき

踏み固めに弱いため、通路と群れの間隔をとり、踏み込まれないようにしましょう。広がりすぎた場所は、分株で別の日陰へ寄せられます。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の色や実のつき方が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。葉の写真と日当たりの状況を伝えていただければ、確認の目安をご案内します。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

ヤブコウジは地下茎を伸ばして群れをつくる性質のため、剪定は広がった範囲を整えたいときに検討するとよいでしょう。常緑の葉や秋に残る実を楽しみながら、はみ出した枝先を少しずつ整えます。

広がりすぎた枝先を少しずつ整える

剪定は、群れの範囲を整えたいときに検討しましょう。地下茎で広がるため、隣の場所へ出てきた枝先を選び、内側の葉や秋の実を残しながら少しずつ切り揃えます。 [1]

ヤブコウジ

群れが隣まで広がってきた

地下茎で素早く広がるため、隣の植物や通路へ出てきた枝先が見えたら、そこだけ切り揃えると輪郭が整います。 [1]

ヤブコウジ

通路にはみ出した葉

踏み固めに弱いため、通路へ葉が張り出している場合は、その部分を少しずつ整えましょう。 [1]

ヤブコウジ

冬に残る実を守りたい

赤い実は冬まで残ることがあります。実を見ながら、実の内側の範囲だけを整えると、冬の見どころを守れます。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。群れの広がりと、整えたい範囲をお伝えください。

04 特徴と育て方

ヤブコウジのことを、もう少し

ヤブコウジは、中国・日本・韓国・台湾の混交林や竹林に原産する、ごく低く這うように広がる常緑の低木です。背丈は小さく、地下茎(ランナー)から次第に群れをつくり、日陰の地面をやわらかく覆います。夏には小さな白から淡い桃色の星形の花を、秋には真っ赤な小さな実をつけ、実は冬まで枝に残るのも楽しみのひとつ。日陰や半日陰に育ち、酸性で水はけのよい土を好みます。

ヤブコウジ

春は新芽の色と群れの輪郭

春は新芽が淡緑から銅色に伸び、枝先に葉が密に集まります。群れの輪郭と芽の色を確かめておくと、広がる場所が分かりやすくなります。 [1]

ヤブコウジ

夏は花と日差しに気を配る

7〜8月は星形の花が咲く時期です。強い日差しが続くと葉焼けを起こすので、西日が当たりにくい日陰を保ちましょう。 [1]

ヤブコウジ

秋冬は実の観察と土の乾き

9月に実り、10〜11月に熟した赤い実は冬まで残ります。乾燥には弱いため、土の乾きやすさは秋冬も手で確かめてください。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Ardisia japonica

情報確認日:2026-10-17T18:25:18.650808+00:00

参考資料

  1. Ardisia japonica — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。