庭の困りごとを知る・解決するメディア
庭図鑑について掲載情報と出典庭の相談
庭図鑑powered by NIWASAIDO庭と、緑のある暮らし。庭彩堂に相談
マツ

庭木図鑑 / 針葉

マツ

常緑の針葉樹。成木は大きく枝を広げます

庭にゆったりとした樹形をつくりたい一方で、成木の大きさや日当たりの条件が気になっている方もいらっしゃるでしょう。マツの性質と、育て方・剪定の考え方を分けてご説明します。

大きく育つ常緑針葉樹

マツは常緑の針葉樹で、高さ6〜18m、幅3.6〜6mに育つ。中央の主軸が目立たない平頂の円錐形で、齢を経ると不規則・非対称な広がりのある樹冠になる。 [1]

濃緑の針葉と白い頂芽

針葉は暗緑色で2本ずつ対になり、ねじれ、硬く、先が鋭く尖ぶる。長さは約6.4〜10.8cm。頂芽は絹質で白っぽいろうそく状で、若葉のキャンドルは直立する。 [1]

樹皮と球果の特徴

樹皮は黒灰色で縦に裂け、鱗片状に不規則な剥離を見せる。球果は褐灰色で豊富に実り、雌球果は長さ約4.1〜7.1cm・幅約3.6〜6.6cmの光沢ある淡褐色の木質。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

マツは常緑の針葉樹で、高さ6〜18m、幅3.6〜6mに育ちます。中央の主軸が目立たない平頂の円錐形で、齢を経ると不規則・非対称な広がりのある樹冠へ変わります。成長速度は中程度で、栽培が容易とされます。

こんな希望には合いやすい

マツ

日当たりのよい庭に合う

マツは好光性で、一日6時間以上の日光を要する。乾燥や塩害に耐性があり、海岸沿いや岩の切り立った崖といった環境でも自生します。 [1]

マツ

土質を選びにくい

黏土・ローム・砂に適応し、排水は良好から非常に乾燥する条件まで幅広く耐えます。土壌pHは酸性からアルカリ性まで耐える点も広く庭に合います。 [1]

植える前に考えておきたいこと

マツ

成木の大きさを見込む

高さ6〜18m、幅3.6〜6mに達します。枝が下垂する広がりのある樹冠になるため、植える場所は将来の樹形を踏まえて選びましょう。 [1]

マツ

日陰が長い場所は避ける

一日6時間以上の日光を要します。壁や建物の影が長くかかる位置は、日中の日当たりを確かめてから選びましょう。 [1]

マツ

剪定は必要とされない

栽培が容易で管理の手間が少なく、剪定は必要とされません。不用意に枝を切らず、樹形の変化と庭の広さを踏まえて、手を入れるかどうかを判断しましょう。 [1]

広がりを前提に置き場所を選ぶ

幅3.6〜6m、高さ6〜18mに育ちます。樹形は低木状の習性で湾曲した幹を持ち、老樹では枝が下垂する広がりになるため、隣の樹木や建物との距離を踏まえて場所を選びましょう。 [1]

マツ育て方をもう少し詳しく →

日がよく当たる水はけのよい場所を選ぶ

マツは好光性で、一日6時間以上の日光を要します。湿り気があり水はけがよく肥沃な土壌を好み、砂質土壌にも適します。植える場所は、日がよく当たる水はけのよい場所を選びましょう。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日光の条件と、成木の高さや幅を踏まえてご案内します。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色や樹形の変化が気になったときは、季節ごとの見どころとあわせて考えると見通しが立ちやすくなります。針葉は濃緑色で2本ずつ対になり、葉は一年中観察できる点も確認の目印になります。

マツ

針葉の色と対を観察する

針葉は暗緑色で2本ずつ対になり、ねじれ、硬く、先が鋭く尖ぶる。葉の色や硬さの変化は、樹全体の状態を知る手がかりになります。 [1]

白い頂芽を年々比べる

頂芽は絹質で白っぽいろうそく状で、若葉のキャンドルは直立する。前年に育った頂芽と比べてみてください。新しい枝葉の出方をつかみやすくなります。 [1]

樹皮と樹冠の形を見る

樹皮は黒灰色で縦に裂け、鱗片状に不規則な剥離を見せる。中央の主軸が目立たず、齢を経ると不規則・非対称な樹冠になる様子も確かめましょう。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

日当たりが足りているか確かめる

マツは一日6時間以上の日光を要します。まず周囲の日影がどの時間帯にできるかを確かめ、日陰が長くかかっているかを見極めましょう。 [1]

水たまりがないか土を見る

マツは乾燥に耐え、排水は良好から非常に乾燥する条件まで幅広く耐えます。植わり際の土に水が残りやすい場所がないかを確かめましょう。 [1]

枝の広がりを確かめる

成長速度は中程度で、移植もしやすいとされます。枝がどこへ広がっているかを確認し、庭の中で占める範囲を踏まえて手を入れるかを検討してみてください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで状況を伝えて相談できます。針葉の色や頂芽の様子を具体的に伝えると話しやすくなります。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

マツは剪定が必要とされず、管理の手間が少ない樹種です。それでも樹冠が不規則に広がる性質があるため、庭の中で占める範囲や建物との距離を踏まえて、手を入れるかどうかを検討できます。

剪定は必要とされない

マツは栽培が容易で管理の手間が少なく、剪定は必要とされません。樹形は低木状の習性で湾曲した幹を持ち、老樹では不規則に枝が下垂します。手を入れる前に、整えたい樹形の狙いを決めておくとよいでしょう。 [1]

マツ

枝が庭の縁に届くとき

幅3.6〜6mに育ち、枝が下垂する広がりのある樹冠になります。隣の樹木や建物との距離が不足してきたら、剪定を検討してみてください。 [1]

マツ

樹形が目論みと異なるとき

中央の主軸が目立たず、齢を経ると不規則・非対称な樹冠になります。気になる枝の位置と高さを伝えて、剪定の判断を相談してみましょう。 [1]

マツ

低い枝が通路にかかるとき

樹形は低木状の習性で湾曲した幹を持ちます。人に通る場所や建物に近い枝の扱いを、全体の樹形を見ながら検討してください。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の相談ができます。気になる枝の位置と高さを伝えてください。

04 特徴と育て方

マツのことを、もう少し

常緑の針葉樹で、成木では高さ約6〜18m、幅約3.6〜6mに達する。中央の主軸が目立たない平頂の円錐形で、齢を経ると不規則・非対称な広がりのある樹冠となる。樹皮は黒灰色で縦に裂け、鱗片状。ペアになった濃緑色の針葉と、白い絹質のろうそく状の頂芽が特徴。

マツ

春は花と頂芽が見どころ

マツは雌雄同株で春に開花します。雄花は枝先に集まる紅黄色、雌花は楕円形で紅色を帯び、白い頂芽のキャンドルも直立して目立ちます。 [1]

マツ

湿り気と水はけを両立させる

湿り気があり水はけのよい肥沃な土壌を好みます。水がたまりやすい場所は避け、土の乾き方を見ながら水やりを加減しましょう。 [1]

マツ

一年中葉を比べられる

葉は一年中観察できます。濃緑の針葉と白い頂芽の対比や、黒灰色に縦に裂ける樹皮の変化を比べておくと、季節ごとの違いがわかりやすくなります。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Pinus thunbergii

情報確認日:2026-10-17T05:16:37.129617+00:00

参考資料

  1. Pinus thunbergii — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。