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フウ

庭木図鑑 / 落葉

フウ

秋に赤く色づく、星形の葉の落葉樹

落葉樹を庭の主役に据えるか迷っていませんか。フウは、光沢のある星形の葉が秋に赤から黄へ変わり、やがて丸みを帯びる樹形をつくる木です。植える場所は日なたと水はけ、剪定は枯れ枝と混み合いから始めると、手入れの見通しが立ちます。

落葉して丸みを帯びる樹冠

フウは枝分かれの多い落葉性の庇陰樹です。若木は円錐形ですが、成熟するに連れ、丸みのある楕円形の樹冠へ変化します。 [1]

互生する掌状の葉

光沢のある深緑の葉は互生し、掌状に3〜5裂します。中央の裂片が最も大きく三角形で、星形に見えるのが特徴です。 [1]

秋の葉色と琥珀色の樹液

秋の葉色は赤から黄色へ幅広く変化します。また、樹皮が傷つくと幹から琥珀色の樹液がにじみ出すことも知られています。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

若木のうちは円錐形で、成熟すると丸みのある楕円形の樹冠になる中庸の落葉性の木です。成熟時の高さは40〜60フィート、幅は25〜30フィートが目安で、枝分かれが多く、庭に日陰をつくる景観樹です。

こんな希望には合いやすい

フウ

日なたにゆったり置ける

1日に6時間以上の直射日光を好むため、建物や他の木に遮られにくい日なたが向いています。植える前に、日なたが1日何時間届くかを見ておくと安心です。 [1]

フウ

湿り気と水はけを両立できる土

クレイ・ローム・サンド質のいずれでも育ち、排水がよく、湿潤〜しばしば過湿な条件も許容します。 [1]

植える前に考えておきたいこと

フウ

日陰とアルカリ性土は避ける

フウは日陰とアルカリ性土壌に耐えられません。午後の日当たりと土の性質を、植える前に確かめてください。 [1]

フウ

秋冬に果実が落ちる

暗褐色で棘状の球果は秋から冬に散らばり、舗装や歩道などの硬質面では掃除の対象になりやすい点も踏まえておきましょう。 [1]

フウ

大きくなってから広がる

成熟時の幅は25〜30フィートです。隣木や建物との距離は、将来の樹冠の大きさから逆算して決めておくと安心です。 [1]

将来の樹冠から逆算する

成熟時の高さは40〜60フィート、幅は25〜30フィート。若木の見え方だけで決めず、枝分かれの多い樹冠が広がる余白を確保しましょう。 [1]

フウ育て方をもう少し詳しく →

日なたで、水はけのよい場所に植える

植える場所は、1日6時間以上の直射日光が当たる日なたにしましょう。排水のよい土を選び、水が抜けにくい場所は避けましょう。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たり・水はけ・隣木との距離をお伝えください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色や落ち方に変化があるときは、季節と置き場所の条件を分けて考えると見通しが立ちます。フウは秋に赤から黄へ色づき、落葉後は枝の姿が見える木です。日当たりと土の排水から順に見ていきましょう。

フウ

葉の裂き方と付き方

葉は互生し、掌状に3裂から5裂します。中央の裂片が大きく三角形で、星形に見える点を隣の枝との付き方と一緒に見てみてください。 [1]

秋の色づきの違い

葉色は赤から黄色へ幅広く変化します。前年と同じ時期に比べると、色づきの早さや濃さの違いが分かりやすくなります。 [1]

若枝の軟木質の突起

若枝には軟木質の突起が並びます。突起の有無と枝の充実ぶりから、若木が順調に育っているかを見られます。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

枯れた枝や傷んだ枝が出たとき

枯れた枝や損傷した枝を見つけたら、まず枯れている範囲を見きわめてから、その枝を取り除きましょう。 [1]

枝が混み合ってきたとき

内側に混み合った枝があるときは、透かしの剪定で風通しを整えましょう。風通しがよくなると葉の状態も見やすくなります。 [1]

中央の芯が弱く見えたとき

強い中央の芯を育てるには剪定が必要な場合があります。太い枝や幹の近くに関わるときは業者への相談が安全です。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の状態を相談できます。いつ頃から、葉のどこに変化が出たかをお伝えください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

枯れた枝や損傷した枝を取り除き、混み合った枝を透かして風通しを整えるのが基本です。中央の芯を強く保つための剪定が必要になる場合もあり、太い枝に関わる部分は業者への相談が安心です。

枯れ枝を除き風通しを整える

枯れた枝・損傷した枝を取り除き、混み合った枝を透かして風通しを良くします。強い中央の芯をつくる目的で剪定が必要になる場合もあります。 [1]

フウ

中央の芯が競い合っている

幹の先で枝が競い合い、芯が一本に定まっていないときは、一本の芯を残すように剪定しましょう。 [1]

フウ

内側の枝が密集している

枝が重なり合って風通しを損なっているときは、透かしの剪定で内側を整えましょう。 [1]

フウ

折れたり傷ついた枝がある

折れ枝や傷んだ枝は、見た目や落下が気になる前に取り除いておきましょう。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。枯れ枝・混み合った枝・中央の芯の状況をお知らせください。

04 特徴と育て方

フウのことを、もう少し

落葉する中庸の樹冠を持つ枝分かれの多い景覜樹(樹木)。若いうちは円錐形、成熟すると丸みのある楕円形の樹冠になる。光沢のある深緑の掌状裂葉を互生させ、秋には赤から黄への色変わりを見せる。雄花は柔荑花序、雌花は目立たない球状の小花束。暗褐色で棘状の球果を付け、傷から琥珀色の樹液がにじむ。

フウ

日なたを保つ

フウは好光性で、1日に6時間以上の直射日光を必要とします。日陰には耐えないため、周囲の木が伸びて日陰にならないよう光の量を保ちましょう。 [1]

フウ

土の乾きを見て水やりを決める

排水のよい湿潤な土が向きます。乾燥には耐性があるとされるため、水やりは土の表面の乾き方を見て決めましょう。 [1]

フウ

落葉後の冬

落葉後は枝の姿が見えやすくなり、枯れ枝や混み合った枝を見つけるのに適した時期です。果実が落ちた場所もこの時期に分かります。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Liquidambar formosana

情報確認日:2026-10-17T03:50:13.436630+00:00

参考資料

  1. Liquidambar formosana — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。