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ハナカイドウ

庭木図鑑 / 落葉

ハナカイドウ

春に殻色の花房をつける小型の落葉樹

庭に植えるか迷うハナカイドウ。春の花房と開張する樹形、剪定のきっかけまで、決める前に確かめたい点を押さえられます。

落葉性の小さな開花樹

ハナカイドウは中国中南部から朝鮮半島西南部を原産とする、小型の落葉性の開花樹です。 [1]

樹高4〜5m、幅は8〜12フィート

樹高は約4〜5m、幅は8〜12フィートまで広がり、直立のバズ型(Vase形)で密に茂ります。 [1]

春の花と秋の小さな実

春に紫紅色の蕾が殻色〜バラ色の八重咲きの花を4〜6輪の房状に開き、秋に暗赤紫色の小さな実を付けます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

ハナカイドウは高さ約4〜5mに達する小型の落葉樹で、幅は8〜12フィートまで広がります。直立のバズ型に密に茂り、成長速度は中程度です。陽当たりと排水の良さが整っていれば、管理はほぼ不要という性質があります。

こんな希望には合いやすい

ハナカイドウ

日向で育てたい方へ

一日6時間以上の直射日光を好むため、陽当たりのよい場所に向いています。湿り気をもった排水の良い土を好みます。 [1]

ハナカイドウ

土を選びすぎず育てたい方へ

粘土・ローム・砂質の幅広い土壌やpHレベルに適応します。土の種類で決めきれずにいるときにも、植える場所を選びやすいます。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ハナカイドウ

水はけの悪い場所は避ける

水はけの良好さを好みます。水が溜まりやすい場所は避け、植える前に土の排水を確かめてください。 [1]

ハナカイドウ

病害虫が付きやすい性質

アブラムシ・ハダニ・カイガラムシが付きやすく、うどんこ病やリンゴ斑点落葉病などにも罹りやすい性質です。葉の裏や枝に付着がないか、定期的に見ておきましょう。 [1]

ハナカイドウ

種子は口にしない

果実には食用となる部分がありますが、種子にはシアン配糖体が含まれます。種は口にしないよう注意してください。 [1]

幅8〜12フィートの広がり

樹高は約4〜5mですが、幅は8〜12フィートに広がり、開張する樹形を取ります。隣木や建物との間隔を空けて配置してください。 [1]

ハナカイドウ育て方をもう少し詳しく →

日向と水はけを確かめて植える場所を選ぶ

植える場所は一日6時間以上の直射日光が当たる日向を選びましょう。湿り気をもった排水の良い土が向いています。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日向の当たり方と排水の状態を伝えれば、候補の場所を一緒に絞れます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の斑点や虫の付着、実の残り方から、木の具合を早めに見極められます。アブラムシなどの害虫と、うどんこ病などにかかりやすい性質を押さえておくと、変化を見つけたときに何を確かめればよいかが分かります。

ハナカイドウ

葉の色と葉縁を見る

葉は互生の単葉で楕円形〜卵形、濃緑で縁に細かな鋸歯があります。平らで健全な色か、前年との違いを比べてみましょう。 [1]

枝の重なりと風の通り

直立のバズ型で密に茂る樹形です。内側の枝が重なり風の通りが悪くなっていないか、葉の間を指で通して確かめてください。 [1]

樹皮の割れ方を比べる

若い樹の樹皮は灰色で、年齢を重ねると縦に割れが生じます。割れ以外に変色や傷がないか、幹を見比べておきましょう。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉の裏に虫が見えたら

アブラムシ・ハダニ・カイガラムシは葉に付く害虫です。葉を裏返して付着の有無を確かめ、増えそうなときは業者へ相談してください。 [1]

斑点や白い粉が出たら

うどんこ病やリンゴ斑点落葉病に罹りやすい性質があります。斑点を見つけたら、位置と広がりを写真に残してから相談してください。 [1]

実が残り始めたら

果実は秋に熟し、収穫しなければ冬季を通じて樹上に残ります。残り方を確かめ、種子に触れないよう注意してください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の状態を相談できます。斑点の色や広がり、葉の裏の付着物を写真で共有できます。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

剪定が必要になるのは、風通しを良くしたいときと、病枝・枯死枝を見つけたときです。それ以外の剪定は不要とされるため、大きな手入れを年に重ねる必要はありません。切る前に、どの枝がどの状態かを確かめてから検討してください。

剪定は風通しと枯れ枝に限る

剪定は空気循環を良くするため、または病枝・枯死枝を取り除くときに限られます。それ以外の剪定は行わないでください。 [1]

ハナカイドウ

内側の枝が重なったとき

密に茂る直立のバズ型の樹形なので、内側の枝が重なり風が通らなくなったら、空気循環を良くする剪定を検討してみてください。 [1]

ハナカイドウ

病枝・枯死枝を見つけたとき

罹病した枝や枯れた枝は取り除く対象です。どの枝か迷うときは、切り取る前に業者へ確認を依頼しましょう。 [1]

ハナカイドウ

吸枝が増え始めたら

樹齢を重ねると実生や根から生じる吸枝で群落を形成することがあります。増え方を見て、処理する範囲を相談してみてください。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の相談ができます。困っている枝の位置と、残したい枝の状態を伝えられます。

04 特徴と育て方

ハナカイドウのことを、もう少し

バラ科カイドウ属(Malus halliana)の小型の落葉性の開花樹。中国中南部から朝鮮半島西南部原産で、日本には導入栽培されている。高さ約13〜17フィート(約4〜5m)、幅8〜12フィートに広がり、灰色〜紫褐色の fissure(縦割れ)のある樹皮をもつ。春に殻色(シェルピンク)の花を房状に開き、秋に暗赤紫色の小さな仁果(ポム)をつける。

ハナカイドウ

冬は落葉して枝が見える

落葉性のため冬は葉がなく、開張した樹形と灰色の樹皮が見えます。枯れ枝や重なった枝を確かめやすい時期です。 [1]

ハナカイドウ

日向と湿り気のある土

一日6時間以上の直射日光と、湿り気をもって排水の良い土を好みます。表土が乾きすぎないよう湿り気を見守ってください。 [1]

ハナカイドウ

剪定はこの二つだけ

空気循環を良くするときと、病枝・枯死枝を取り除くときが剪定の対象です。その他の剪定は必要ありません。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Malus halliana

情報確認日:2026-10-17T03:16:55.072625+00:00

参考資料

  1. Malus halliana — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。