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ジギタリス

庭木図鑑 / 葉は単葉で、初年度は茎を出さずに地際に低く密なロゼットをつくり、表面は灰白色の毛に覆われて絹のような手ざわり。葉身は長さ6インチを超え、葉脈が目立つほど凹み、縁には鈍い鋸歯がある。形はへら形〜披針形〜卵形で、二年目の茎につく葉は互生になり、茎へ向かうほど葉柄も葉身も小さくなる。

ジギタリス

二年目に花茎を立てる、有毒な二年生草花

二年目にならないと花を見られない、と迷っていませんか。ジギタリスは一年目に地表近くへ低く密なロゼットをつくり、二年目に花茎を立てる草花です。性質と植える場所、一年目と二年目の見方を順に解説します。

一年目はロゼットのみ

生活型は二年生で、初年度は茎を出さずに地表近くへ低く密なロゼットをつくります。 [1]

二年目に総状花序が立つ

二年目に背の高いスパイクが現れ、花を片側に密に並べた総状花序に筒状の花をつけて、高さは60〜150cmに達します。 [1]

全草に強い毒性があります

有毒成分は心配配体で、花・葉・根・茎のすべてに毒性があります。庭で扱うときは、どの部位でも触れないようにしてください。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

一年目は地表近くに低く密なロゼットをつくり、二年目に中心から背の高い花茎が立ち上がります。成熟時の高さは60〜150cm、幅は30〜75cm。光は1日6時間以上の全日照から部分的日陰までをとれ、とくに午後陰を好みます。

こんな希望には合いやすい

ジギタリス

背の高い花を一度に楽しみたい方へ

二年目に総状花序が立ち上がるため、背の高い花を一度に楽しめます。高さは60〜150cm、幅は30〜75cmで叢生して直立します。 [1]

ジギタリス

午後に日陰になる場所がある方へ

全日照から半日陰まで光をとり、とくに午後陰でよく育ちます。午後になるほど日が陰る場所なら、その性質に合います。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ジギタリス

全草に毒性がある

毒性は高強度で、花・葉・根・茎がすべて有毒です。枯れ花や種子を片づけるときは、子どもが触れないように取り除いてください。 [1]

ジギタリス

乾燥が続くと花数が減る

水はけのよい湿り気のある土を好み、乾燥が続くと花の数が減ります。土の表面が乾き始めたら水やりを増やし、湿り気が続くときは控えめにしましょう。 [1]

ジギタリス

一年目は花を見られない

一年目は茎を出さず、花は二年目以降に立ち上がります。すぐに花がない年も想定して、花壇のどこに植えるか選びましょう。 [1]

幅30〜75cmを見据えて選ぶ

成熟時の高さは60〜150cm、幅は30〜75cmで、叢生して直立します。隣の草花との間隔を取り、背の高さを隠さない位置を選びましょう。 [1]

ジギタリス育て方をもう少し詳しく →

半日陰と水はけのよい土に植える

1日6時間以上の全日照から半日陰までとれ、とくに午後陰を好みます。有機質が多く水はけが良く、適度な湿り気のある土に植えましょう。 [1]

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植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。午後に日が当たる時間と土の水はけを伝え、候補の場所を絞り込めます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の大きさや茎の出方には、一年目と二年目で見分けがあります。一年目のロゼットが小さい、土が乾きやすい、置き場所が変わった——こうした違いを分けて考えると、次にできる対応が見えてきます。

ジギタリス

地表に広がるロゼットの大きさ

一年目は茎を出さずに地表近くへ低く密なロゼットをつくります。葉身は長さ6インチを超え、表面は灰白色の毛で絹のような手ざわりです。 [1]

花が片側に並ぶ様子

二年目のスパイクでは、花が片側に密に並びます。筒状の花は下向きに下がり、内側に白と紫の斑紋が入ります。 [1]

茎に向かって小さくなる葉

二年目の茎につく葉は互生になり、茎へ向かうほど葉柄も葉身も小さくなります。葉脈が深く凹み、縁には鈍い鋸歯があります。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

一年目のロゼットを確かめる

初年度は茎を出さずに地表近くへ低く密なロゼットをつくります。ロゼットが低く密に広がっているかを見て、土の表面が乾きやすい日が続けば水やりを増やしましょう。 [1]

苗が増えすぎたと感じたら

開花後、枯れ花を取り除くと苗が過度に増えるのを防げます。増えすぎたと感じたら、花後の枯れ花取りから始めましょう。 [1]

実をつける花を決める

群落を残したい場合は、一部の花に実をつけさせる必要があります。実をつける花と取り除く花を分けてから作業に入りましょう。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の状態を写真で相談できます。いつ頃からロゼットが小さくなったか、土の乾き具合も伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

ジギタリスで茎を整える作業は、主に花後の枯れ花取りです。苗が過度に増えるのを防げますが、群落を残すには一部の花に実をつけさせる必要があります。残す範囲を先に決めてから取りかかりましょう。

枯れ花は花後に取り除く

開花後は枯れ花を取り除くと、苗が過度に増えるのを防げます。群落を保ちたい場合のみ、一部の花に実をつけさせる範囲を残してください。 [1]

ジギタリス

苗が増えすぎたと感じたら

枯れ花をそのままにしておくと苗が増えます。増えすぎたと感じたら、花後の枯れ花取りを行いましょう。 [1]

ジギタリス

群落を残したいとき

すべての花を取り除くと実がつかず群落が保てません。残す花の数を決めてから作業を始めましょう。 [1]

ジギタリス

取り除く範囲に迷ったら

花茎は60〜150cmに達します。どこまで取り除くか迷うときは、株の広がりを見ながら剪定を業者に頼む方法もあります。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

枯れ花の扱いに迷う方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の範囲を相談できます。残したい花の数と株の広がりを伝え、どこまで取り除くか決められます。

04 特徴と育て方

ジギタリスのことを、もう少し

和名ジギタリス。西ヨーロッパとモロッコ原産のヒメハギ科の草本で、二年生(ときどき一年草や多年草のように振る舞う)。一年目は地面に接したロゼットのみ、二年目に背の高い花茎が中心から立ち上がり、片側に花を密に並べた総状花序に大きな筒状の花をつける。高さは約60〜150cm、幅は30〜75cmほどで、叢生して直立する。全草に強い毒性をもつ。

ジギタリス

花期は春から夏

花期は春から夏で、白・ピンク・紫・ラベンダー・クリーム色など花色は多様です。咲きそろう時期は、土の表面が乾かないように湿り気を保っておきましょう。 [1]

ジギタリス

午後陰のある場所を選ぶ

光は1日6時間以上の全日照から部分的日陰までとれます。とくに午後陰でよく育つため、西側に日が当たり続ける場所は避けましょう。 [1]

ジギタリス

水はけと湿り気を両立する

有機質が多く水はけのよい湿り気のある土を好みます。植える前に水はけを確かめ、表面が乾きやすい場所では水やりを増やしましょう。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Digitalis purpurea

情報確認日:2026-10-17T17:31:11.449638+00:00

参考資料

  1. Digitalis purpurea — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。