庭の困りごとを知る・解決するメディア
庭図鑑について掲載情報と出典庭の相談
庭図鑑powered by NIWASAIDO庭と、緑のある暮らし。庭彩堂に相談
サワラ

庭木図鑑 / 常緑

サワラ

入口を彩る日本原産の常緑針葉樹

庭に長く残る木を選びたいけれど、大きさやその後の手入れが気になりますよね。サワラの性質から、植える場所と葉・枝の見方、剪定を考えるきっかけまでをご案内します。

日本原産の大型常緑針葉樹

サワラは日本原産のヒノキ科に属する大型の常緑針葉樹で、真の花は持ちません。花粉を抱く小球果が小さく、しばしば淡紅色で枝先から伸び出します。 [1]

小さな丸い球果をつける

種小名 pisifera は「豆をつける」の意味で、この木がつける小さな丸い球果を指します。種子を抱く雌性球果は幼時に緑色、熟すると褐色に変わります。 [1]

成長とともに樹形が開く

樹形はピラミッド形ですが、年齢を重ねると緩やかで開いた枝張りに変化します。栽培形は20〜30フィートに成熟し、生育速度は中程度です。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

サワラはヒノキ科に属する日本原産の大型常緑針葉樹で、栽培条件下では20〜30フィートほどの高さに達します。若いうちはピラミッド形の樹形を見せますが、加齢とともに枝張りが緩やかで開いた姿へ変化します。生育速度は中程度で、管理の手入れの必要性は低いとされます。

こんな希望には合いやすい

サワラ

入口や玄関先のポイント樹に

入口のポイント樹や焦点となる標本樹として使われることが多く、庭の主役として印象をつくる場所に向いています。基盤植栽用の大型低木としても用いられます。 [1]

サワラ

日照と水はけを確保できる庭で

全日照から半日照で、湿り気がありつつ排水のよい土壌を好みます。一度根づいてしまえば乾燥にも強いので、植えたい場所の条件がそろう庭に向きます。 [1]

植える前に考えておきたいこと

サワラ

成熟した高さを先に確かめる

栽培条件下でも20〜30フィートに育ちます。今の株の大きさではなく、成熟した高さを基準に、建物や通路との距離を考えて植える場所を選びましょう。 [1]

サワラ

水がたまりやすい場所は避ける

湿り気を好みますが、排水がよいことが条件です。雨の後に水がとどまる低地は根に負担がかかりますから、そのような場所は避けてください。 [1]

サワラ

下部の枝の衰えは年齢と併せて考える

枝は多数ありますが、下部の枝は加齢とともに衰えてしまうことがあります。下枝が変わってきたときは、木の年齢や全体の枝張りと合わせて見てみてください。 [1]

成熟した高さを当てはめて選ぶ

栽培形は20〜30フィートの高さに成熟します。開いた枝張りが届く範囲を想像し、将来の樹高に見合う余白を残して場所を決めておくと、後々の手入れがしやすくなります。 [1]

サワラ育て方をもう少し詳しく →

全日照から半日照、水はけのよい土に植える

植える場所は、全日照から半日照で、湿り気があり排水のよい土壌を選びましょう。深い日陰になっていないか、雨の後に水が残らない高さかどうかを確かめると安心です。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷ったら、庭彩堂の公式LINEで植栽について相談できます。日照と排水の状況と、成熟した高さを伝えると具体的に検討できます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色や枝の見え方がいつもと違っても、慌てて原因を決めつける必要はありません。季節による変化、植えたい土の乾き具合、急に変わった様子を分けて考えると、次にどこを見ればよいかが分かってきます。

サワラ

葉裏の銀色の筋を見る

葉は1インチ未満で水平面に配列し、明るい緑色の裏側に銀色の筋が走ります。葉裏の色と筋の見え方を、いつもの姿の基準として見ておきましょう。 [1]

枝先の小さな球果を見る

花粉を抱く小球果は小さく、しばしば淡紅色で枝先から伸び出します。雌性球果は幼時に緑色から熟して褐色へ変わります。枝先に丸い実が出るのはこの木らしい姿です。 [1]

樹皮の剥げ方を見る

樹皮は赤褐色で比較的滑らかな質感があり、薄い帯状にはがれ落ちます。樹皮の様子は葉の色と合わせて見ておくと、いつもの姿との違いに気づきやすくなります。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉の色がいつもと違うとき

葉裏の銀色の筋と明るい緑色を基準に、変化した葉が樹のどこに多いかを見てみましょう。土の表面の乾き方も一緒に見ると、次に見るべき箇所を絞れます。 [1]

下部の枝が弱って見えるとき

下部の枝の衰えは加齢とともに起こることがあります。他の枝の様子と木の年齢とを並べて考え、急な変化か、長いか続いているかを分けてみてください。 [1]

根づいた後に雨が少ないとき

一度根づいてしまえば乾燥にも強い木です。植え付け直後は湿り気を保ち、根づいた後は土の表面の乾きを見て水やりの量を調整してください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉や樹皮の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を写真で相談できます。いつもの姿と変化した部分を伝えると、見てほしい点を絞れます。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

サワラは手入れの必要性が低い木ですが、加齢とともに下部の枝が衰えることがあります。樹形が開いてきたときや下枝が弱ったときなど、剪定を検討してよい状況を分けてご案内します。

下枝の衰えと開いた樹形が剪定のきっかけ

サワラは手入れの必要性が低い木ですが、下部の枝が衰えたり樹形が緩やかに開いたりしたときは、剪定を検討してみてください。残す枝は樹形全体を見ながら決めるのがコツです。 [1]

サワラ

樹形が開きすぎたと感じたら

若いうちはピラミッド形ですが、年を重ねると緩やかで開いた枝張りになります。枝張りの広がりが思い描いた姿と違ってきたと感じたら、剪定を検討してみてください。 [1]

サワラ

下部の枝が目立って弱ったら

枝は多数ありますが、下部の枝は加齢とともに衰えます。衰えた下枝をどう扱うか決めきれないときは、剪定を相談してみましょう。 [1]

サワラ

入口の樹形を保ちたいとき

ポイント樹や標本樹として使い続けるなら、枝張りが建物や通路にかかる前に剪定を検討しておくと、思い描く樹形を保ちやすくなります。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を頼みたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の希望を相談できます。樹形のお悩みと木の高さを添えて伝えると、進め方を検討できます。

04 特徴と育て方

サワラのことを、もう少し

サワラはヒノキ科に属する日本原産の大型常緑針葉樹で、栽培条件下では20〜30フィートほどの高さに達する。若いうちはピラミッド形の樹形を示すが、加齢とともに枝張りが緩やかで開いた姿へ変化し、多枝性ながら下部の枝は老樹では衰えやすい。葉は1インチ未満の小さなもので水平面に配列し、明るい緑色の裏側に銀色の筋が走る。真の花はなく、花粉を抱く小球果は枝先に淡紅色で出る。種子を抱く雌性球果は幼時に緑色で熟して褐色になり、小さい丸い実をつける。樹皮は赤褐色で薄い帯状にはがれる。定着後は乾燥に強く、全日照から半日照、湿潤かつ排水のよい土壌を好む。園芸品種が多く流通し、入口のポイント樹や基盤植栽の大型低木として用いられる。

サワラ

植え付け直後は乾燥させず、根づいたら乾きを見る

好む土は湿り気がありつつ排水がよいものです。植え付け直後は乾燥させず、根づいた後は表面の乾きを見て水やりを減らしていきましょう。 [1]

サワラ

全日照から半日照を好む

光条件は全日照から半日照です。深い日陰は避け、日中よく光が当たる場所を選ぶと、明るい緑色の葉を保ちやすい環境になります。 [1]

サワラ

手入れの必要性は低め

成長速度は中程度で、管理の手入れの必要性は低いとされます。頻繁な刈り込みは要らず、樹形が開いてきたときや下枝が弱ったときに対応を検討すればよいでしょう。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Chamaecyparis pisifera

情報確認日:2026-10-17T01:08:12.689979+00:00

参考資料

  1. Chamaecyparis pisifera — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。