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クワ(桑・マグワ)

庭木図鑑 / 落葉

クワ(桑・マグワ)

庭に迎えるクワ。育て方と剪定の要点

庭にクワを植えるか迷っていませんか。クワは中庸な大きさの落葉樹で、日当たりや土の条件が幅広い木です。成木の大きさ、葉の見分け方、剪定の時期まで、知っておきたい点をご案内します。

中庸な大きさの落葉樹

クワはクワ科クワ属の落葉する開花樹で、丸い樹形と短くねじれた幹をもつ中庸な大きさの木です。若い枝を折ると乳白色の樹液が滲みます。 [1]

成木の高さと幅

成木の高さは約9〜18m、幅も約9〜15mに達します。根系は浅く、生長は速い一方で比較的寿命は短い樹木です。 [1]

花と実のつき方

春に黄緑色の小さな花が密に下垂し、雄花と雌花は別の株に咲きます。雌株の受粉後の花から6月に黒いキイチゴ状の果実が熟します。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

クワは、丸い樹形と短くねじれた幹をもつ落葉する開花樹です。生長は速いものの比較的寿命が短く、根系は浅いのが特徴。日当たりと土の条件が幅広く、初めて木を植える庭でも検討しやすい木です。

こんな希望には合いやすい

クワ(桑・マグワ)

日当たりと土の条件が幅広い

全日照から半日陰まで育ち、粘土質・ローム・砂質など幅広い土質と、酸性からアルカリ性の土壌pHに適応します。耐乾燥性ももつため、場所を選びやすい木です。 [1]

クワ(桑・マグワ)

実を楽しみたいとき

果実は雌株だけがつけます。春の花のあとに6月の黒い実を楽しみたいときは、雌株であることを確かめてから植えるとよいでしょう。 [1]

植える前に考えておきたいこと

クワ(桑・マグワ)

成木の高さと幅を先に確かめる

高さ9〜18m、幅9〜15mに達します。植える場所に、将来の樹冠が収まる広さがあるかを先に確かめてください。 [1]

クワ(桑・マグワ)

根系が浅い点

根系は浅く、生長も速い木です。根元付近の土の変化や、地表に近い根の様子を年に数回見ておくと安心です。 [1]

クワ(桑・マグワ)

虫や病気にかかることがある

重大な虫害や病害は知られていませんが、ウドンコバネやアブラムシ、細菌性枝枯れ病、コーラルス팟類の樹皮えそが問題となることがあります。 [1]

成木の広がりを考えて場所を選ぶ

成木は高さ約9〜18m、幅も約9〜15mに広がります。日当たりの確保だけでなく、隣との間隔や屋根・電線との距離も含めて、余裕のある場所を選びましょう。 [1]

クワ(桑・マグワ)育て方をもう少し詳しく →

日当たりと水はけのよい場所を選ぶ

好適な光は1日6時間以上の全日照から、2〜6時間の半日陰まで。好適な土は豊かで湿り気があり排水のよい土です。粘土質・ローム・砂質にも適応します。 [1]

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植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たりと土の状態、将来の樹冠の広がりをお伝えください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

同じ株でも葉の形が変わること、枝先が急に枯れることなど、クワならではの特徴があります。虫や病気の名前だけで慌てず、季節・土の乾燥・枝の変化を分けて見てみてください。次にすることを決めやすくなります。

クワ(桑・マグワ)

葉の形の変化

互生の単葉は、非分裂・手袋形・3ホウ形など形の変異が多く、縁はクルミ鋸歯から鋸歯です。同じ株でも葉形が違うことがあります。 [1]

葉のつや

葉の上面は通常つやがあり無毛です。このつやつやした質感は、同じクワ属の赤クワとの識別点になります。 [1]

枝先と樹皮の状態

細菌性枝枯れ病では葉や枝が枯れ、コーラルス팟類の樹皮えそでは枝先が枯死することがあります。葉の枯れと枝先の変化を分けて見てください。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉が急に枯れたとき

細菌性枝枯れ病は葉や枝を枯れさせることがあります。まず枯れた葉と通常の葉を見分け、枯れの範囲が枝のどこまで及ぶかを確かめましょう。 [1]

枝先が枯れているとき

枝先の枯死は樹皮えそによって起こることがあります。枯れた部分の位置と周囲の樹皮の様子を写真で残しておくと、その後の変化を比べやすくなります。 [1]

虫が集まっているとき

ウドンコバネやアブラムシが問題となることがあります。葉の裏と若い枝に虫が集まっていないか、よく見てみてください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉や枝の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで写真を送って相談できます。葉の形やつや、枝先の状態を分かる範囲でお知らせください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

剪定で特に気をつけたいのは、切り口から乳白色の樹液が滲むことです。生長期は流出が起きやすいため、時期は晩秋から冬季に選びましょう。樹形が崩れた枝や枯れた枝は、切り出す範囲を決めてから剪定しましょう。

晩秋から冬季に剪定する

剪定は乳白色の樹液の流出を避けるため、晩秋から冬季に行うのがよいとされています。生長が速く、『Unryu』などは低木に剪定できるため、樹形に合わせて時期と範囲を決めてください。 [1]

クワ(桑・マグワ)

切り口から樹液が滲むとき

若い枝を折ると乳白色の樹液が滲みます。生長期は流出が起きやすいため、剪定は晩秋から冬季に移しましょう。 [1]

クワ(桑・マグワ)

枝が重なり始めたとき

丸い樹形で枝が広がる木です。隣の枝どうしが重なり始めたら、混み合う範囲を決めてから剪定しましょう。 [1]

クワ(桑・マグワ)

枯れた枝があるとき

枝先の枯死は樹皮えそによって起こることがあります。枯れた枝の剪定は生長期を避け、晩秋から冬季に行うとよいでしょう。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。木の大きさと、気になる枝の位置をお伝えいただくとスムーズです。

04 特徴と育て方

クワ(桑・マグワ)のことを、もう少し

クワ科クワ属の落葉する開花樹で、丸い樹形と短くねじれた幹をもつ中庸な大きさの樹木。原産は中国で、若い枝を折ると乳白色の樹液を出す。春に黄緑色の小さな花を別株につけ、雌株は6月に甘く食用になる黒いキイチゴ状の果実をつける。互生の単葉は鋸歯があり、3ホウ形や手袋形の変異が多く、表面はつやつやしている。

クワ(桑・マグワ)

春:花と葉が展開する

3〜4月に黄緑色の小さな花が密に下垂します。互生の葉もこの時期に展開し、手袋形や3ホウ形の変異や、葉のつやがよく分かります。 [1]

クワ(桑・マグワ)

初夏:果実が熟す

雌株の果実は6月に成熟します。白や桃色に熟し、ときに濃い赤や紫黒に熟すこともあります。熟した実の色は年により変わります。 [1]

クワ(桑・マグワ)

夏:乾燥が続くと水やりを増やす

豊かで湿り気があり排水のよい土を好み、耐乾燥性ももつ木です。乾燥が続いた夏は、根元の土が乾いているかを見て、必要に応じて水やりを増やしましょう。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Morus alba

情報確認日:2026-10-17T00:39:27.784276+00:00

参考資料

  1. Morus alba — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。