庭の困りごとを知る・解決するメディア
庭図鑑について掲載情報と出典庭の相談
庭図鑑powered by NIWASAIDO庭と、緑のある暮らし。庭彩堂に相談
カツラの樹形

庭木図鑑 / 落葉

カツラ

ハートの葉と香る落ち葉の落葉高木

「カツラは庭に大きすぎる?」「葉が縁で茶色くなっているのが心配」——そう迷う方に、この木の性質と困ったときの整理のしかたを分かりやすくまとめました。

カツラ科の落葉高木

カツラ科の落葉高木で、若木の樹形は密な円錐形になります。 [1]

約18mに達する大型樹

栽培下でも高さ約18mになる大型樹で、塀ぎわの狭い植え込みには向きません。 [1]

ハート形の葉と四季の色

葉はハート形で、新葉は赤紫色、成葉はやや青みのある緑。秋には黄や橙、赤に紅葉します。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

カツラの性質を知ると、庭に合うかどうかが見えてきます。まず大きさと土、場所の条件から確認していきましょう。

こんな希望には合いやすい

カツラの花や生殖器官と枝

秋の紅葉を庭で楽しみたい

黄、橙、赤と色づく紅葉に加え、落ち葉は焦がし砂糖のような香りを漂わせます。季節の移ろいを毎年楽しみたい庭に合います。 [1]

カツラの植栽した姿

ゆくゆく大きな木を育てたい

若木の間は密な円錐形で整いやすく、長い目で見てシンボルツリーを育てたい方に向きます。 [1]

植える前に考えておきたいこと

庭と境界の見通し

スペースが十分に取れない

栽培下でも高さ約18mに達するため、狭い庭や建物のすぐそばでは将来の大きさを考えて植える場所を決める必要があります。 [1]

カツラの根元と周囲の様子

乾燥や強風にさらす場所

乾燥や風のストレスで葉が焼けることがあり、強風や強い午後の日差しは避けることが前提になります。 [1]

カツラの葉

手入れの時間をあまり取れない

根が十分に張るまでの水やりが必要なうえ、土の湿り気と排水性を保つ環境づくりが続きます。手間を減らしたい場合は候補の再検討をすすめます。 [1]

将来の高さ18mを見越した配置

栽培下でも約18mになる大型樹です。枝葉の広がりをみこして、建物や通路から離した位置を選びます。 [1]

手入れ用の通路幅の確認育て方をもう少し詳しく →

腐植が多く湿り気のある土を選ぶ

腐植が多く湿り気と排水性のある土を好みます。植え付け後、根が付くまでは水を十分に与え、強風や強い午後の日差しを避ける場所に植えます。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。将来の高さや日当たり、植える範囲を伝えてください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の縁が焼けたように色づくなど、気になる変化が出てくることがあります。慌てずに時期や環境と照らし合わせ、その後に取れる対応を順に見ていきます。

カツラの枝葉の細部

葉の縁が焼けた色になっていないか

乾燥や風のストレスで葉が焼けることがあります。葉の縁だけが茶色っぽくなった場合は、まず水の量と風当たりを見直します。 [1]

新葉と成葉の色の違いを見分ける

新葉は赤紫色を帯び、成葉はやや青みのある緑です。色の変化自体は正常なので、時期ごとの本来の色を知っておくと心配が減ります。 [1]

変化が急か徐々かを切り分ける

秋の紅葉は季節の変化です。生育時期の途中で広い範囲が急に色を変えた場合は、日当たりや土の乾き方と合わせて様子を見ましょう。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

土の乾き具合を確かめて水を与える

根付くまでの若い木は水不足で葉を焼けやすくなります。指先で土の表面を触り、乾いていれば株元にたっぷり水を与えてください。 [1]

強風と強い午後の日差しを避ける

風や強い日差しは葉焼けのもとになります。風が直接当たる場所に葉が焼けた形跡が続くときは、遮る方法や移植の可否を検討します。 [1]

変化の状態を写真と日付で残す

急変か徐変かを判断するには記録が役立ちます。葉の色や範囲を写真に残し、進み方を確認しながら次の対応を考えます。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の焼けや急な色の変化が心配な方は、庭彩堂の公式LINEで状態を写真で相談できます。葉の色や範囲、進み方を写真と日付で添えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

剪定の頻度は控えめで済む樹種です。枝を削り込むより、邪魔になった枝を選んで除く考え方を、任せたい方の相談内容とあわせて示します。

剪定は最小限にとどめる

カツラは剪定を最小限にする樹です。必要なときに傷んだ枝や混み合った枝、交差した枝を整理するにとどめます。 [2] [3]

枝と窓の距離の確認

枝が通路や建物に接し始めた

将来も大きくなる木なので、通路や屋根に枝が触れる前に、どの枝を整理するか先に決めておくと作業が最小限で済みます。 [1]

カツラの枝の重なり

傷んだ枝や交差した枝が目立ち始めた

最小限の枝整理の対象になるため、該当する枝の位置を写真に撮って範囲を確認しておくと相談が進めやすくなります。 [3]

剪定道具の準備

樹形を保ったまま手入れを任せたい

剪定しすぎないのが前提の樹種です。切り方や範囲を誤ると元の樹形に戻りにくいので、経験のある庭師へ任せる選択もありです。 [2] [3]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

枝の整理や剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の相談ができます。相談の内容は、整理したい枝の場所と剪定後の望む様子です。

04 特徴と育て方

カツラのことを、もう少し

カツラ科の落葉高木。

カツラの花や生殖器官の細部

秋は紅葉と香りが旬の季節

秋には黄、橙、赤に紅葉し、落ち葉は焦がし砂糖のような香りを放ちます。落葉期の落ち葉片付けをどうするかは前もって決めておくと楽です。 [1]

根元への水やり

場所と水やりは乾燥を避けるのが基本

強風や強い午後の日差しを避け、湿り気と排水性のある土を保ちます。根が付くまでは水を十分に与えることが重要です。 [1]

剪定前の道具の確認

剪定の補足は枝を削らない枝選び

混み合った枝や交差した枝を除く程度にし、樹形を大きく崩す剪定はしません。望む樹形の形を先に決めてから枝を選びます。 [2] [3]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Cercidiphyllum japonicum

情報確認日:2026-10-16

参考資料

  1. Cercidiphyllum japonicum | NC State Extension Plant Toolbox樹形・葉花・栽培条件と管理上の注意。海外の発生頻度と耐寒区分は日本に転用しない。
  2. Cercidiphyllum japonicum | RHS Plant Profile落葉性と剪定グループ1への分類。
  3. Shrubs and trees: light pruning | RHS Advice剪定グループ1の最小限の枝整理方針。剪定月を日本へ転用しない。