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イヌワラビ

庭木図鑑 / 淡い緑と灰色を帯びた狭卵形の葉身をもち、小葉は二回に分かれるなど、やわらかくしなやかな姿を見せます。茎は暗赤色から赤茶色に色づき、株全体にやさしい陰影を与えます。

イヌワラビ

半日陰にやわらかな影をつくる小型のシダ

庭の半日陰に、やわらかな葉の重なりを加えたいけれど、日なたに比べて何を植えればよいか迷いますよね。イヌワラビは小型の落葉性シダで、淡い緑と灰色の葉と赤茶色の茎が静かな陰影をつくります。ここでは性質と植える場所、葉が変化したときの手入れを順に見ていきます。

小型の落葉性シダ

小型の落葉性シダで、淡い緑と灰色を帯びた狭卵形の葉身をもちます。株立ちの姿でゆっくりと広がり、半日陰に落ち着いた景色をつくります。 [1]

二回に分かれる小葉

小葉は二回羽状に分かれ、全体がやわらかくしなやかな印象を与えます。茎は暗赤色から赤茶色に色づき、葉の淡い緑を引き立てます。 [1]

背丈と張り出しの範囲

背丈と張り出しはいずれも0.1〜0.5メートルに達します。株立ちの性質をもつため、背の高さを抑えた配置がしやすい大きさです。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

イヌワラビは背丈と張り出しがいずれも0.1〜0.5メートルに収まる株立ちのシダです。日当たりが強すぎる場所より、半日陰で風の落ち着いた環境が向いています。庭のどこに置けば葉の色合いが生きるか、光と水はけの2点から見てみましょう。

こんな希望には合いやすい

イヌワラビ

半日陰で風の落ち着いた場所

好適な光条件は半日陰で、西面・東面・北面に面した風の当たらない場所が向いています。庭の建物陰など、風が落ち着いた一角を選びましょう。 [1]

イヌワラビ

湿り気があり水はけのよい土

湿り気を保ちながら水はけのよい土を好みます。ローム土・粘土・石灰質の土に対応し、pHは中性から酸性、アルカリ性まで広く合います。 [1]

植える前に考えておきたいこと

イヌワラビ

水が溜まり続ける場所

湿り気があり排水の良い土が条件です。水が溜まり続ける低地や、雨上がりに湿りが長く残る場所は避けてください。 [1]

イヌワラビ

西日が長く当たる場所

半日陰が好適なので、西日が長く当たる場所は避けてください。植える前に、一日の光の当たり方を確かめましょう。 [1]

イヌワラビ

風が当たり続ける場所

風を避ける環境が向いています。西面・東面・北面から風が当たり続ける場所は避け、株が落ち着いて立てる位置を選びましょう。 [1]

0.1〜0.5メートルの張り出しを見込む

背丈と張り出しはいずれも0.1〜0.5メートルです。株立ちで広がるため、隣の植物との間はこの範囲を見込み、葉どうしが重ならないように配置するとよいでしょう。 [1]

イヌワラビ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で水はけのよい土に植える

湿り気があり水はけのよい土を、半日陰に用意します。ローム土・粘土・石灰質の土に対応するため、庭土の種類を確かめてから植え穴を掘りましょう。水が溜まりやすい地点は避けます。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。半日陰の当たり方と土の排水を、庭の写真と一緒に伝えてください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色や立ち上がりに変化が出ると、土の湿り具合なのか季節の移り変わりなのか分からなくなるものです。イヌワラビは落葉性なので、晩秋に葉が色あせるのは自然な姿です。季節、土の乾き、置き場所の急な変化の3つに分けて確認していきましょう。

イヌワラビ

葉の色あせた時期

落葉性のため、晩秋に葉が色あせるのは自然な移り変わりです。前年と同じ頃に色あせたか日付を比べておくと、翌年の見極めがしやすくなります。 [1]

春の新芽の伸びるタイミング

春に新芽が伸びる前に、昨年の葉が残っているかを見てみましょう。新芽の出る時期が、古葉を取り除く目安になります。 [1]

茎の色と株の立ち上がり

茎は暗赤色から赤茶色に色づき、株立ちで伸びます。茎の色づきと、狭卵形の葉身が二回羽状に保たれているかを合わせて確かめてください。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

土の表面が乾いたとき

湿潤で水はけのよい状態を保つのが向いています。表面が乾いてきたら水やりを増やし、土の中へしみ込むように与えましょう。水が滞る状態は続けないでください。 [1]

葉が色あせたとき

晩秋なら、そのまま残して春に取り除く方法もあります。色あせた葉を取り除くか残すかを、季節と新芽の様子から決めてください。 [1]

置き場所に心配があるとき

半日陰と風の当たり方を先に確かめましょう。日なたや風当たりの強い場所なら、移せる時期に半日陰の落ち着いた場所へ移します。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が心配な方は、庭彩堂の公式LINEで葉の状態を相談できます。色あせた時期と、置き場所に当たる光を伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

イヌワラビに手を入れるときは、切り詰めるより色あせた葉を取り除くことが中心です。色あせた葉は、晩秋に取り除く方法と、春に新芽が伸びる前に取り除く方法があります。株元の見え方と季節から、いつ扱うかを選びましょう。

色あせた葉を晩秋か春に取り除く

色あせた葉は、晩秋に取り除く方法と、春に新芽が伸びる前に取り除く方法があります。どちらの時期にするかは、庭の見え方と新芽の伸びを考えて選びましょう。 [1]

イヌワラビ

晩秋に葉の色あせが目立つ

株全体が色あせて景色を重く感じるなら、晩秋に取り除くタイミングを検討してみてください。 [1]

イヌワラビ

春に新芽が古い葉に覆われる

昨年の葉が残ったまま新芽が伸びるなら、新芽の前に取り除く作業を検討するとよいでしょう。 [1]

イヌワラビ

株元が見えにくくなった

株立ちで葉が重なり株元が見えにくいときは、株元から取り除く範囲を決めやすいよう、剪定を相談してみてください。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで取り除く時期を相談できます。晩秋と春のどちらに手を入れるか、株の写真を添えて聞いてください。

04 特徴と育て方

イヌワラビのことを、もう少し

イヌワラビは小型の落葉性シダで、やわらかくしなびとした葉の重なりが静かな陰影をつくります。淡い緑と灰色の狭卵形の葉身に二回羽状の小葉がならび、暗赤色がかった茎がそのみどりを引き立てます。株立ちの姿でゆっくりと広がり、半日陰の場所で落ち着いた景色をつくります。

イヌワラビ

晩秋の落葉は季節の変化

落葉性のシダなので、晩秋に葉が色あせるのは季節の移り変わりです。冬の間の扱いを決めておくと、春の手入れがスムーズになります。 [1]

イヌワラビ

半日陰で湿り気を保つ

栽培は湿り気があり水はけのよい土を半日陰に用意することが基本です。日なたに比べて乾きにくい場所でも、土の表面の乾き方は確認しましょう。 [1]

イヌワラビ

春は新芽を先に守る

春に新芽が伸びる前に、残っている古葉を取り除く方法があります。新芽を傷めないよう、株元から順に扱ってください。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Anisocampium niponicum

情報確認日:2026-10-17T23:50:51.859447+00:00

参考資料

  1. Anisocampium niponicum特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。