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アキグミ

庭木図鑑 / 常緑

アキグミ

銀色の斑点がある赤い実をつける落葉低木

庭にアキグミを植えるか迷っていませんか。芳香のある花と赤い実が楽しめる一方で、成長の速さや枝の棘も知っておきたいところです。ここでは、性質・植える場所・葉の見方・剪定の目安を、順にご案内します。

落葉性の低木〜小高木

アキグミはグミ科の落葉性低木〜小高木で、アフガニスタンや東アジアが原産とされます。 [1]

成長は速く樹形は大きい

成長が速く、成熟すると高さ約3〜5m、幅約6〜9mに達します。 [1]

花と実が季節ごとに楽しめる

晩春〜初夏に白〜黄色の芳香ある筒状の花が咲き、秋には銀色の斑点がある赤い実が熟します。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

アキグミは成長が速く、成熟すると高さ約3〜5m、幅約6〜9mに達します(1)。植える前に、この広さを残せるか確かめてください。根が窒素を固定するため貧しい土壌でも競争力が高く、干ばつにも強い一方、湿地には耐えません(1)。日当たりが良い場所〜半日陰と、湿った水はけの良い土を好みます(1)。

こんな希望には合いやすい

アキグミ

日当たりと水はけを確保できる場所

日当たりが良い場所〜半日陰と、湿った水はけの良い土壌を好むため、そうした条件を満たす場所に向いています。 [1]

アキグミ

季節の変化を楽しみたい庭

強い芳香のある花と、秋に銀色の斑点が目立つ赤い実を楽しめるため、移ろいを楽しみたい庭に向いています。 [1]

植える前に考えておきたいこと

アキグミ

広さが足りない場所

成熟すると幅約6〜9mに達するため、隣との間隔が狭い場所は向きません。成長の速さも合わせて余裕をもって選びましょう。 [1]

アキグミ

水の溜まりやすい低地

干ばつには強い一方、湿地には耐えません。水が溜まりやすい低地は避けてください。 [1]

アキグミ

棘が出る位置

枝には鋭い棘があります。通路や目線の高さに棘が出る場所は、接触を避けて配置を決めましょう。 [1]

高さ3〜5m、幅6〜9mの余白を取る

成熟時の高さは約3〜5m、幅は約6〜9mです。隣の樹木や壁からこの幅を引いた距離を残すと、後から枝が伸びて困りません。 [1]

アキグミ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で水はけのよい場所に植える

植える場所は、日当たりが良い場所〜半日陰で、湿り気があり水はけのよい土を選びましょう。干ばつには強い一方、湿地は苦手です。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日照と水はけ、隣までの広さを伝えれば候補を比べられます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉や枝に変化があると、少し心配になりますね。アキグミの葉は互生で楕円〜披針形、裏面には銀色や褐色の鱗片を持ちます(2)。葉の変化は、季節の移り変わり・土の乾燥・環境の急変に分けて見てください。原因を決めつける前に、葉の表面と裏面を一緒に確かめましょう。

アキグミ

葉の表面と裏面の色

葉は表面が暗緑色で、若葉には銀色の鱗片があります。裏面の銀色〜褐色の鱗片も合わせ、いつもの色との違いを比べてください。 [1]

葉の形と縁の波

葉は楕円〜披針形で長さ約3〜7cm、縁は全縁ですが波打つことがあります。前年との違いも比べてみると、変化を見つけやすくなります。 [2]

新枝と棘の出方

若い小枝には銀色の鱗片が見られ、枝には鋭い棘があります。新しく伸びた枝の本数と棘の出る位置を確かめておきましょう。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉の色がいつもと違うとき

葉の表面と裏面を見て、銀色の鱗片がいつもの状態か比べてみてください。あわせて、植えた場所の土に湿り気と水はけがあるか確かめましょう。 [1]

枝が思いの外広がったとき

幅約6〜9mまでの伸び方を見越して、隣との間隔を測ってみてください。余裕が足りないと感じたら、剪定を検討してみてください。 [1]

花が少なかったとき

翌年の花は古い枝に咲くため、前の剪定で古い枝をどれだけ残せたか振り返ってみてください。次は花芽を残す位置を意識しましょう。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。葉の表面と裏面の色、時期、植えた場所を伝えましょう。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

剪定を考える前に、知っておきたい点があります。アキグミは翌年の花が古い枝に咲くため、剪定の際はその点に注意が必要です(1)。また枝には鋭い棘があり、作業中の接触にも配慮が要ります(1)。いまの樹形と棘の出方を見てから、剪定を検討してください。

花を残す古い枝を決めてから切る

剪定はできますが、翌年の花は古い枝に咲きます。残す枝を先に決めてから切り進めると、翌年の開花を見越した樹形に整えられます。 [1]

アキグミ

幅が隣に届きそう

成熟時の幅約6〜9mに対し、いまの広さが足りないと感じたら、剪定を検討してみてください。 [1]

アキグミ

棘に触れる心配がある

棘が通路や目線の高さに出ているときは、接触を避けるため剪定を検討しましょう。 [1]

アキグミ

樹形が崩れてきた

新枝が伸びて形が乱れてきたら、剪定を検討してみてください。残す古い枝を決めてから進めます。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。樹形と棘の出る枝、花を残したい希望を伝えられます。

04 特徴と育て方

アキグミのことを、もう少し

アキグミ(Elaeagnus umbellata)はグミ科の落葉性低木〜小高木で、東アジアやヒマラヤ、中国、日本原産とされる。晩春〜初夏に強い芳香を放つ白〜黄色の筒状の花を咲かせ、秋には銀色の斑点のある赤い実をつける。枝には鋭い棘があり、その由来する学名 Elaeagnus はギリシャ語で「オリーブの木」、umbellata は散形花序をつけることに由来する。米国では鳥が実を食べ種子を散布することで繁殖し、侵略的外来種として複数の州で販売が禁止されている。

アキグミ

晩春〜初夏は花の時期

晩春から初夏に、葉腋へ1〜7個の房となって白〜黄色の筒状の花が咲きます。強い芳香が特徴で、翌年の花は古い枝に咲くため、この時期の枝の残し方が後につながります。 [1]

アキグミ

水やりは湿り気と水はけを両立

湿った水はけの良い土を好むため、水は表土が乾いてから与えましょう。水が溜まりやすい状態は避けてください。 [1]

アキグミ

剪定前に花芽の位置を確かめる

剪定できる木ですが、翌年の花は古い枝に咲きます。切る前に、どの枝に花が付きそうかを確かめてから進めましょう。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Elaeagnus umbellata

情報確認日:2026-10-16T23:18:06.098168+00:00

参考資料

  1. Elaeagnus umbellata — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。
  2. Elaeagnus umbellata — Oregon State University特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。