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ヤマモミジ

庭木図鑑 / 掌状に脈が走る単葉が対生に並び、5〜7個(まれに9個)の鋸歯ある裂片が基部まで深く切れ込み、羽のように繊細です。葉の長さは3〜6インチほどで、春先の若葉は鮮やかな色を帯び、秋にはオレンジから赤へと色づきます。

ヤマモミジ

深く裂いた葉と、秋の色づきを楽しむ低木

低い位置から枝を広げる繊細な葉姿を庭に迎えたいけれど、夏の乾燥や剪定の時期が気になるかもしれません。ヤマモミジの性質と、季節ごとに確かめたい点を順にまとめました。

落葉性の低木から小木へ

落葉性の低木または小木で、低い位置から枝を広げ、深くレースのように裂けた葉をつける樹形です。成長は遅く、質感は繊細です。 [1]

葉の形と大きさ

掌状に脈が走る対生の葉に、5〜7個(まれに9個)の鋸歯ある裂片が基部まで深く切れ込みます。葉の長さは3〜6インチです。 [1]

季節ごとの葉色

夏は深い赤やオレンジを帯び、秋にはさらに濃いオレンジや赤へと葉色が深まります。落葉性のため、その後は落葉へ進みます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

ヤマモミジはカエデ科の落葉性の低木〜小木で、高さ6〜12フィート、幅9〜15フィートに育ちます。低い位置から広がる樹形と、基部まで深く裂いたレースのような葉が特徴です。成長は遅く、木漏れ日の下木としてもよく合います。

こんな希望には合いやすい

ヤマモミジ

木漏れ日の下木として

上木からこぼれる光の下に植えると、繊細な葉の陰影がよく映えます。木漏れ日の下木としてよく育つ場所です。 [1]

ヤマモミジ

枝垂れや円形の樹形を楽しむ

円形・枝張り・枝垂れの樹形があり、成長は遅く、質感が繊細な庭景になじみます。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ヤマモミジ

幅の広がりを先に見積もる

成熟すると高さ6〜12フィート、幅9〜15フィートに育ちます。隣の木や壁との距離を空けて、幅の広がりを先に見込んで配置しましょう。 [1]

ヤマモミジ

夏の乾燥と西日

夏が暑い地域では乾燥した過熱地を避けます。全日光では若葉が焼けることがあるため、午後の日陰を用意しましょう。 [1]

ヤマモミジ

こぼれ種が増えやすい

自家播種しやすく、庭の中で種がこぼれて広がることがあります。実がなる時期には周囲に伸びた小苗の位置を確かめておきましょう。 [1]

幅の広がりを見込んで余白を取る

樹高は6〜12フィート、幅は9〜15フィートに達し、低い位置から枝を張ります。成長は遅い樹ですが、周囲に十分な余白をとった配置が向いています。 [1]

ヤマモミジ育て方をもう少し詳しく →

午後の日陰と水はけのよい土を選ぶ

植え付けは全日光から半日陰まで可能ですが、午後に日陰が当たる場所を選びましょう。有機質が豊富で、やや酸性から中性、水はけのよい土が向いています。砂壌土でもよく育ちます。 [1]

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日向と半日陰、水はけのよい土に迷ったら庭彩堂の公式LINEで植栽を相談午後の日陰と土の条件を、庭の状況に合わせて一緒に確認できます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

育て始めて気になるのは、夏の葉先の焼けや、枝が思いのほか横向きに広がることかもしれません。乾燥や強風、こぼれ種の広がり方は性質に沿って分けて考えると、次に確かめる場所が見えてきます。気になる点を3つに分けてお伝えします。

ヤマモミジ

春の若葉の色

春先の若葉は鮮やかな色を帯び、4月には小さな紅紫色の傘形花序をつくります。開葉の色が前年と違うときは、日照と土の湿り気をあわせて見比べると見立てやすくなります。 [1]

夏の葉色と土の乾き

夏は深い赤やオレンジが特徴ですが、土が乾くと新葉が焼けることがあります。葉先の変化と土の乾き方を一緒に確かめましょう。 [1]

秋の色づきと落葉

秋にはオレンジから赤へ色が深まります。落葉性のため、色づきの後は落葉へと進み、冬は枝の輪郭が見えやすくなります。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

土が乾いて見えるとき

土壌を一定の湿り気を保つことが大切です。表面が乾いて葉先の焼けが目立つときは水やりを増やし、根元にマルチを敷いて水分保持と根の冷却を助けましょう。 [1]

強い風が当たるとき

強風から守る必要がある樹です。風の通り道になっている場所を確かめ、風を避ける位置へ移すと安心です。 [1]

葉色が落ち着かないとき

全日光で、夏に土が乾きやすい場所では若葉が焼けることがあります。午後に日陰が当たる場所へ移すと落ち着きやすくなります。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

夏の葉の焼けや季節の色づきが心配なとき庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談若葉の焼けの見分け方と、土の湿り気の確かめ方をご案内します。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

剪定は最小限にとどめるのがよく、必要なら晩秋から真冬にかけて行います。春や夏に手を入れると多量の樹液が流れ出すことがあります。どこで迷いやすいのか、切る範囲を絞って一緒に確かめましょう。

剪定は最小限に、晩秋から真冬に行う

剪定は最小限にとどめるのがよく、必要なら晩秋から真冬にかけて行います。春や夏の剪定では多量の樹液が流れ出すことがあります。 [1]

ヤマモミジ

枝が混み合ってきたとき

成長は遅くても、円形・枝張り・枝垂れの樹形は枝が重なりやすくなります。混み合う箇所を見つけたら、晩秋から真冬の時期に限って手を入れましょう。 [1]

ヤマモミジ

春や夏に手を入れたいとき

春や夏の剪定では多量の樹液が流れ出すことがあります。この時期は切り逃げ、できるだけ晩秋から真冬へ時期をずらしましょう。 [1]

ヤマモミジ

どこを切るか迷うとき

剪定は最小限にとどめるのが良いため、切る範囲が定まらないときは、樹形全体の枝の重なりを写真に残してよく見直しましょう。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

切る範囲や時期に迷ったら庭彩堂の公式LINEで剪定を相談最小限にとどめる剪定で、どこから手を入れるか一緒に整理できます。

04 特徴と育て方

ヤマモミジのことを、もう少し

ヤマモミジはカエデ科の落葉性の低木〜小木で、かつて Acer palmatum var. matsumurae として知られていました。低い位置から広がる樹形で、深く切れ込んだレースのような葉が特徴です。高さ6〜12フィート、幅9〜15フィートに育ち、木漏れ日の下木としてもよく合います。

ヤマモミジ

春は開葉と花を確かめる

春(4月)に小さな紅紫色の傘形花序をつくり、その後に二翼のサマラが形成されます。若葉の色と花の有無を確かめましょう。 [1]

ヤマモミジ

夏は湿り気と日陰を保つ

夏は土の湿り気を保つことが大切で、乾燥した過熱地は避けます。マルチングは水分の保持と根の冷却に役立ちます。 [1]

ヤマモミジ

晩夏から秋は実と色づきを見る

花のあとにできた二翼のサマラは晩夏に熟します。秋のオレンジから赤への色づきの後は落葉へ進みます。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Acer palmatum var. matsumurae

情報確認日:2026-10-17T23:33:18.732010+00:00

参考資料

  1. Acer palmatum subsp. matsumurae特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。