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ヤツデ

庭木図鑑 / 常緑

ヤツデ

日陰に葉を広げる常緑の小高木

庭の日差しが届かない場所に、どんな木を植えようか迷っていませんか。ヤツデは半日陰から日陰を好む常緑低木で、大きな葉が庭の陰を彩ります。光・土・剪定の要点を、順にご案内します。

日陰にも耐える常緑低木

ヤツデはウコギ科の樹木で、日本と韓国が原産です。枝葉はやや密なブロードリーフの常緑低木または小高木で、熱帯的な葉の印象を持ちます。 [1]

掌状に深く裂れる大きな葉

葉は互生の単葉で掌状に深く裂れ、裂片は7〜11あります。葉身は直径最大約18インチで、革質の光沢ある濃緑色、縁に鋸歯があります。 [1]

秋に花をつけ、冬に実が熟す

花は乳白色で、茎の先端に傘形の花序として秋につきます。果実は直径約1/4インチの球形で、緑から黒色に変わり、冬の中旬から下旬に熟します。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

ヤツデは、日差しの届きにくい場所でも育つウコギ科の常緑低木です。掌状に深く裂れた光沢のある葉を交互につけて育ち、成長が落ち着くと乾燥にも耐えます。植える前に確かめたい光と土の条件を、性質から順にご案内します。

こんな希望には合いやすい

ヤツデ

半日陰から日陰に植えたい方へ

ハレ昼の日差しを避けた部分的な日陰から全陰の環境を好むため、建物の日陰や木陰など、直射日光が届きにくい場所に向いています。 [1]

ヤツデ

大きな葉を主役にしたい方へ

樹形は丸みを帯びて広がり、成熟時の高さは約19フィートに達します。濃緑の大きな葉が重なるため、庭の見せ場として楽しみやすい樹形です。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ヤツデ

全日照と風当たりは葉を傷める

屋外の全日照に置くと葉が褐変するおそれがあり、風の当たる場所も葉を傷めます。植える前に、日中の日差しと風の当たりを確かめてください。 [1]

ヤツデ

水の溜まりは根腐れの原因に

植え付けには酸性で湿り、排水がよく腐植に富んだ肥沃な土が向きますが、土壌の水分過多は根腐れを引き起こすことがあります。 [1]

ヤツデ

定着前の乾燥には気を配る

成長が定着した株は乾燥に耐えます。定着までの株は土の乾き具合をこまめに確かえ、乾きが早いときは水やりを増やしてください。 [1]

広がりを考えて間隔を空ける

樹形は丸みを帯びて広がり、成熟時の高さは約19フィートに達します。隣の樹木や壁との距離を空け、数年後の広がりを見込んだ位置を選びましょう。 [1]

ヤツデ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で、水はけのよい場所に植える

植える場所は、半日陰から日陰を選んでください。酸性で湿り、排水がよく腐植に富んだ肥沃な土が向いており、砂土や粘土の土壌にも耐えます。 [1]

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植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで、植え方について相談できます。半日陰で水はけのよい場所を、葉の当たりと一緒に選べます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色が変わってきた、株元が混み合うなど、育てる途中で気になる変化はありませんか。ここでは季節の変化、土の乾き具合、置き場所の当たりに分けて、ご自身でできる確認と対応をご案内します。

ヤツデ

葉の先端と縁の色を見る

全日照や風当たりでは葉が褐変するおそれがあります。新しく出た葉と古い葉の先端を並べて、褐変の出かたを見てみてください。 [1]

裂け方と葉身の大きさを見る

葉は掌状に深く裂れ、裂片は7〜11枚、葉身は直径最大約18インチあります。今年の葉の裂け方と幅を前年と比べると、成長の様子が見えてきます。 [1]

秋の花序と冬の実の色を見る

花は秋に乳白色の傘形の花序としてつき、果実は緑から黒色に変わります。開花した時期と実の色づきを、前年と比べてみてください。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉が褐変してきたら

まず葉に当たる日光と風を確かめてください。日中の当たりが強いなら、半日陰の場所への移動を検討してみてください。 [1]

土が湿りすぎたら

水の溜まりやすい場所は避け、排水のよい状態を整えてください。根元の土の湿り気を確かめ、乾いてから水やりの間隔へ戻してください。 [1]

乾燥が気になったら

成長が定着した株は乾燥に耐えます。定着前の株は土が乾いたら水やりを増やし、定着後は乾き方を見ながら間隔を広げてください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の色や株元の混み合いに心配がある方は、庭彩堂の公式LINEで葉の変化を相談できます。葉の写真と植え場所を伝えれば、次に確かめるとよい点が分かります。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

ヤツデは年間を通して樹形を整えられますが、翌年の花は新梢につくため、切る位置の選び方が大切です。樹形を崩したと感じたときの見極め方と、剪定を任せる場合に伝えていただきたいポイントをご案内します。

年間を通して樹形を整えられる

剪定は年間を通じて、樹形を整えるために行えます。翌年の花は新梢に発生するため、花を楽しみたい部分は、切る位置をずらして残してください。 [1]

ヤツデ

樹形が崩れてきたら

丸みを帯びた樹形が広がりすぎたと感じたら、年間を通して剪定を検討できます。切り戻す範囲を先に決めてから作業に入りましょう。 [1]

ヤツデ

隣との距離が詰まってきたら

枝葉はやや密で、成熟時は高さ約19フィートまで伸びます。隣の植物との間隔が狭くなってきたら、間を空ける剪定を考えてみてください。 [1]

ヤツデ

翌年の花を残したいとき

翌年の花は新梢に付きます。花を残したい部分を避けた位置で切るよう、剪定の範囲を決めてから残す枝を選びましょう。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定の範囲を決めかねる方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。残す枝と切りたい方向を伝えて、樹形の整え方をご相談ください。

04 特徴と育て方

ヤツデのことを、もう少し

ウコギ科の常緑低木(小高木)で、日陰にも耐え、掌状に深く裂れた光沢のある大きな葉を互生につける。ハレ昼の日差しを避けた部分的な日陰から全陰の環境を好む。成長が落ち着くと乾燥にも耐え、秋に乳白色の傘形の花序をつけ、果実は緑から黒くなる。

ヤツデ

秋は開花、冬は実の成熟

花は秋に乳白色の傘形の花序としてつき、果実は冬の中旬から下旬に熟します。花序の位置を確かめ、翌年伸びる新梢と合わせて剪定の範囲を決める目安にできます。 [1]

ヤツデ

湿り気と排水の両方を整える

酸性で湿り、排水がよく腐植に富んだ肥沃な土を好み、砂土や粘土にも耐えます。一方で水分過多は根腐れの原因になるため、水の溜まりは避けます。 [1]

ヤツデ

水やりは定着の前後で変える

成長が定着した株は乾燥に耐えます。定着前は土の湿り気を見ながら水やりを続け、定着後は乾燥に強くなったことを踏まえて間隔を広げてください。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Fatsia japonica

情報確認日:2026-10-17T05:47:45.310379+00:00

参考資料

  1. Fatsia japonica — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。