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ヤグルマソウ

庭木図鑑 / 大きな掌状に分かれた葉で、縁には粗い鋸歯が並びます。春は青銅色がかった緑、夏は緑、秋には青銅紅色へと移ろい、葉の色づきも楽しみのひとつです。根元の葉は最大で40cmほどになります。

ヤグルマソウ

大きな葉が主役の、湿った日陰の宿根草

大きな葉を日陰に置きたいものの、湿り気と日当たりの両立が心配でしょうか。ヤグルマソウは沢沿いが自生地で、植える場所と水やりの考え方を分けて見ていきましょう。

ユキノシタ科の宿根草

ヤグルマソウはバラ科ではなくユキノシタ科に属する多年草(宿根草)で、東アジア原産です。 [1]

日陰の斜面と沢沿いが自生地

日本と韓国の日陰の斜面、湿った林内、沢沿いが自生地です。 [1]

高さ・広がりとも約90cmの株山

背丈は約90〜150cm、広がりは約90〜120cmで、葉の株山は高さ・幅ともに約90cmに達します。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

地下茎を伸ばしながら株山をつくる多年草で、夏には緑の葉が幅約90cmに広がります。春の青銅色から秋の青銅紅色へ移ろう葉も楽しみのひとつです。背丈は90〜150cmあるため、日陰の一角をゆったり使います。

こんな希望には合いやすい

ヤグルマソウ

葉の見せ場をつくりたい

大きな掌状の葉が主役になり、春の青銅色から夏の緑、秋の青銅紅色へと移ろいます。根元の葉は直径40cmほどで、日陰の景色を大きく変えてくれます。 [1]

ヤグルマソウ

湿った日陰を活かしたい

富みのある酸性で腐植に富んだ、常に湿潤な土と半日陰を好みます。湿地や水ごわした土壌も耐えるため、沢沿いのような場所や雨の庭に向いています。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ヤグルマソウ

乾燥が続くと葉の縁が褐変

湿潤な土を好みます。乾燥が続くと葉の縁が褐変することがあるので、土の乾き具合を見て水やりを増やしましょう。 [1]

ヤグルマソウ

地下茎で広がり続ける

太い地下茎で、時間の経過とともに大きな群落をつくります。植える場所には広がる余裕が必要です。 [1]

ヤグルマソウ

強い風が大きな葉を傷める

大きな葉は風の傷を受けやすいため、風が当たりにくい場所を選びましょう。 [1]

広がりと高さを先に見込む

背丈は約90〜150cm、広がりは約90〜120cm。地下茎で群れをつくるため、葉の株山が幅約90cmになる分と、その後の広がりを見込んで場所を選びましょう。 [1]

ヤグルマソウ育て方をもう少し詳しく →

半日陰と湿り気のある土に植える

植える場所は半日陰を選びましょう。富みのある酸性で腐植に富み、常に湿り気のある土が向いています。湿地や水ごわした土壌も耐えるので、乾きにくい場所を選びましょう。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。半日陰と湿り気のある土の条件をお伝えします。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の縁が褐変したり、株が混んできたりすると心配になりますね。土の乾燥、風の当たり方、広がりすぎの3つに分けておくと、次に何を見るべきかが見えてきます。まずは、葉の変化をどう捉え、何から手を付けるかを整理しましょう。

ヤグルマソウ

春の芽吹きの色

葉は春に青銅色がかった緑で出て、夏に緑へ成熟します。芽吹きの色と日付を例年メモしておくと、前年との違いを比べやすくなります。 [1]

秋の色づき

秋には葉が青銅紅色へ変わります。色づき始めた時期を日付と一緒にメモしておくと、年ごとの移ろいを比べられます。 [1]

葉の縁の褐変

葉の縁が褐変しているときは、まず土が乾いていないかを確かめましょう。乾燥が続くと葉の縁が褐変することがあります。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉の縁が褐変したとき

土の表面と少し下の湿り気を確かめましょう。乾いていれば水やりを増やしてください。ヤグルマソウは湿潤な土を好むためです。 [1]

株が混み合ってきたとき

地下茎で広がって群落をつくるため、余裕のある場所へ移すか、分株で整理してみてください。増やし方は分株または種子です。 [1]

花が終わったとき

6月から8月に咲いた花が終わったら、花茎を取り除くと株山が引き立ちます。剪定はここから始めましょう。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の状態を相談できます。葉の写真と植えている場所、土の乾き具合をお伝えください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

ヤグルマソウの手入れは、花後の花茎を取り除くことが中心です。大きな葉を風の傷から守る配置の工夫も含めて、剪定でやることを紹介します。

花後の花茎を取り除く

花が終わった後は花茎を取り除くと見栄えが整います。葉の株山を主役にしたいときは、花茎の処理から始めましょう。 [1]

ヤグルマソウ

花茎が目立ってきた

6月から8月に咲いた花のあと、花茎が残っていれば取り除くと葉の株山が引き立ちます。 [1]

ヤグルマソウ

周囲の草木と重なってきた

葉の株山は高さ・幅とも約90cmに達します。重なりが増えたら、広がる余裕を考えて整理を検討してみましょう。 [1]

ヤグルマソウ

風で葉が傷んでいたら

大きな葉が風で傷んでいる場合は、強い風を避ける場所への移動も剪定と一緒に考えてみましょう。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

花茎や株の手入れを任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。花後の花茎の処理と広がりの整理について、ご相談いただけます。

04 特徴と育て方

ヤグルマソウのことを、もう少し

東アジア(日本と韓国)の日陰の斜面、湿った林床、沢沿いに自生する多年草(宿根草)です。地下茎を伸ばしながら群れをつくり、やがて大きな株山になります。太く広がる葉が印象的で、庭では豊かな葉の見事さが主役になります。

ヤグルマソウ

春:芽吹きと土の湿り気

春に青銅色がかった緑の葉が出ます。土の湿り気を保ちながら、芽吹きの様子を前年と比べてみましょう。 [1]

ヤグルマソウ

夏:湿り気を保つ

夏は葉が緑に成熟し、6月から8月に白から緑みがかった花が株山より30〜60cm上に立ちます。乾燥が続くと葉の縁が褐変するので、水やりを増やしましょう。 [1]

ヤグルマソウ

秋〜冬:色づきと広がり

秋には青銅紅色へ葉が変わります。地下茎で広がり続けるため、冬の間に株の広がりと来年の植え場所を確かめておきましょう。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Rodgersia podophylla

情報確認日:2026-10-17T23:31:43.134095+00:00

参考資料

  1. Rodgersia podophylla特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。