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ヘメロカリス

庭木図鑑 / 常緑

ヘメロカリス

一日だけ咲く橙色の花を楽しむ多年草

キク科と思っていたのにアスパラガス科だった、と気づいて迷っていませんか。花は一日でしぼむのに花茎が高く伸び、根茎で広がる性質も、育てる前に押さえておきたいポイントです。庭に置く場所の選び方と、花が終わったあとの整え方まで、順に見てみましょう。

キク科ではなくアスパラガス科

ヘメロカリスはキク科ではなくアスパラガス科に属する多年生の草本で、和名はニチニチソウとも呼ばれます。 [1]

一日だけ咲く橙色の花

属名は「一日」と「美」を意味し、花茎に葉はありません。橙色の漏斗状の花が一日だけ咲きます。 [1]

根茎で素早く広がる

根茎(リゾーム)で素早く広がり、ロゼット状の葉を出す茂みを形成します。必要に応じて株を分けられます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

葉はロゼット状に地面から弧を描き、草丈と張り出しはともに約75cm。花茎は剣形の葉の上、最大1.8mまで立ち上がります。一日6時間以上の直射日光がある全日向から、2〜6時間の半日向までを好むため、庭のどこに置くかを先に決めると育てやすくなります。

こんな希望には合いやすい

ヘメロカリス

日当たりがとれる場所

一日6時間以上の直射日光がある全日向から、2〜6時間の半日向まで好みます。庭の日照条件に合わせて置き場所を選べます。 [1]

ヘメロカリス

水やりの手間を減らしたい方

水やりは中程度の需要で、手間をかけずに管理できます。土の排水がよければ、日々の水やりに追われずに育ちます。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ヘメロカリス

水たまりになる場所は避ける

良好な排水を好みます。水が溜まりやすい場所は避け、植える前に水はけを確かめておきましょう。 [1]

ヘメロカリス

広がりすぎない配置にする

根茎で素早く広がるため、隣の草花との距離をあけて配置すると、後から茂みを間引く範囲を決めやすくなります。 [1]

ヘメロカリス

翌朝に花がなくても株の異常ではない

一朵の花は一日でしぼみます。翌朝に花が落ちていても株の異常ではないため、葉の色と花茎の本数で状態を見てください。 [1]

草丈と張り出しは約75cm

葉の広がりは草丈とあわせておおむね約75cmに収まりますが、花茎は葉の上から最大1.8mまで伸びます。隣の草花との距離は葉の張り出しを基準にとり、花茎が届く高さも合わせて見ておくと、開花時に周囲と重なりません。 [1]

ヘメロカリス育て方をもう少し詳しく →

半日陰で、水はけのよい場所に植える

植える場所は、一日6時間以上の直射日光が当たる全日向か、2〜6時間の半日向を選びましょう。土は良好な水はけを確かめ、水が溜まりやすい低地は避けてください。根茎で広がる性質があるため、周りに余裕をあけて植え付けると、あとで株分けしやすくなります。 [1]

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植える場所に迷ったら、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たりの時間と土の排水の状態を伝えれば、候補の場所を絞れます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉は明るい緑の帯状で30〜90cmまで伸び、地面へ向かって弧を描きます。いつもの緑から色が薄くなったり葉の数が減ったりしたときは、季節の変化・土の乾燥・環境の急変を分けて見てください。翌朝に花がなくても一日咲きの性質なので、株全体の様子と合わせて判断できます。

ヘメロカリス

葉の色と弧の落ち方

明るい緑の帯状の葉が、いつも通り地面へ向かって弧を描いているか確認してください。色や曲がり方が変わったときは、葉の色が薄いときの対応を参考にしてください。 [1]

ロゼットの葉の数

葉はロゼット状に付き、茎にまばらに並びません。株元から出る葉の数が減っていないかを数え、前年と比べてみてください。 [1]

花茎の立ち上がり

花茎は剣形の葉の上へ最大1.8mまで立ち上がります。いつもの高さより低いときは、置き場所の日当たりと土の乾き方を分けて確かめてください。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉の色が薄いとき

まず土の表面と奥の乾き方を確かめ、水が溜まっていないかを見てください。排水が悪そうなら、植え直しや土の改良を検討しましょう。 [1]

葉先が枯れ始めたとき

枯れた葉先だけを、健全な部分の手前で切りそろえましょう。あわせて、置き場所の日当たりが2〜6時間を満たしているか見直してください。 [1]

茂みが広がってきたとき

根茎で広がるため、隣の植物へ近づいた側で区切り、分割する範囲を決めましょう。株を分けた先は増殖にもつながります。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になるときは、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。葉の色と付き方、土の乾き方を伝えれば、次に確かめる点を具体的にお伝えします。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

花茎は葉の上へ高く伸び、一日だけ咲いた花が数個つきます。花が終わった花茎を整えたいときは、葉のアーチや茂みの形が崩れない範囲で切りそろえましょう。根茎で広がるため、茂み全体を小さくしたい場合は分割と合わせて考えられます。

花茎を整え、葉の形は残す

花が終わった花茎は、葉のアーチを崩さない高さで切りそろえてください。花茎に葉はなく、先端に一日だけ咲いた花が数個つきます。茂みを小さくしたいときは、株分けとあわせて外側の葉から整えると、形が見えやすくなります。 [1]

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花茎が混み合ってきた

一日でしぼんだ花が続き、花茎同士が重なってきたら、切りそろえてみてください。葉は残したまま茎だけを整えられます。 [1]

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茂みの輪郭が乱れた

アーチ状に開く葉の輪郭が崩れてきたら、外側の葉を均一に切りそろえましょう。束状に茂る形が見えやすくなります。 [1]

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隣の植物と葉が重なる

根茎で広がって隣の草花と葉が重なってきたら、張り出し約75cmを基準に範囲を決め、隣に近い側から間引いてください。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたいときは、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。花茎の高さと茂みの広がりを伝えれば、切りそろえる範囲を話し合えます。

04 特徴と育て方

ヘメロカリスのことを、もう少し

アスパラガス科(Asphodelaceae)の多年生草本で、キク科ではなく草花のグループに属する。根茎(リゾーム)により素早く広がり、ロゼット状に葉を出すクローン性の茂みを形成する。花茎は剣形の葉の上に立ち上がり、先端に一日しか咲かない橙色の漏斗状の花を数個つける。果実は蒴果。

ヘメロカリス

全日向から半日向まで好む

一日6時間以上の直射日光がある全日向がよく、2〜6時間の半日向も育ちます。午後の日陰が長い場所は、花茎の立ち上がりを確かめながら選びましょう。 [1]

ヘメロカリス

水やりは中程度で少なめ

水やりは中程度で、日々の手間は少なめです。水が溜まる状態は避けながら与えましょう。 [1]

ヘメロカリス

株分けは茂みが大きくなったとき

根茎で素早く広がるため、茂みが思いのほか広がったときに株分けします。分けた場所も水はけのよい状態を保ってください。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Hemerocallis fulva

情報確認日:2026-10-17T04:48:22.511365+00:00

参考資料

  1. Hemerocallis fulva — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。