
庭木図鑑 / 常緑
ヘメロカリス
一日だけ咲く橙色の花を楽しむ多年草
キク科と思っていたのにアスパラガス科だった、と気づいて迷っていませんか。花は一日でしぼむのに花茎が高く伸び、根茎で広がる性質も、育てる前に押さえておきたいポイントです。庭に置く場所の選び方と、花が終わったあとの整え方まで、順に見てみましょう。
01 植えるか迷っている方へ
わが家の庭に合う?
葉はロゼット状に地面から弧を描き、草丈と張り出しはともに約75cm。花茎は剣形の葉の上、最大1.8mまで立ち上がります。一日6時間以上の直射日光がある全日向から、2〜6時間の半日向までを好むため、庭のどこに置くかを先に決めると育てやすくなります。
草丈と張り出しは約75cm
葉の広がりは草丈とあわせておおむね約75cmに収まりますが、花茎は葉の上から最大1.8mまで伸びます。隣の草花との距離は葉の張り出しを基準にとり、花茎が届く高さも合わせて見ておくと、開花時に周囲と重なりません。 [1]
育て方をもう少し詳しく →半日陰で、水はけのよい場所に植える
植える場所は、一日6時間以上の直射日光が当たる全日向か、2〜6時間の半日向を選びましょう。土は良好な水はけを確かめ、水が溜まりやすい低地は避けてください。根茎で広がる性質があるため、周りに余裕をあけて植え付けると、あとで株分けしやすくなります。 [1]
分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。
植える場所に迷ったら、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たりの時間と土の排水の状態を伝えれば、候補の場所を絞れます。
02 葉や枝が気になる方へ
葉の変化が気になったら
葉は明るい緑の帯状で30〜90cmまで伸び、地面へ向かって弧を描きます。いつもの緑から色が薄くなったり葉の数が減ったりしたときは、季節の変化・土の乾燥・環境の急変を分けて見てください。翌朝に花がなくても一日咲きの性質なので、株全体の様子と合わせて判断できます。

葉の色と弧の落ち方
明るい緑の帯状の葉が、いつも通り地面へ向かって弧を描いているか確認してください。色や曲がり方が変わったときは、葉の色が薄いときの対応を参考にしてください。 [1]
ロゼットの葉の数
葉はロゼット状に付き、茎にまばらに並びません。株元から出る葉の数が減っていないかを数え、前年と比べてみてください。 [1]
花茎の立ち上がり
花茎は剣形の葉の上へ最大1.8mまで立ち上がります。いつもの高さより低いときは、置き場所の日当たりと土の乾き方を分けて確かめてください。 [1]
葉の変化に気づいたら、まずここから
急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。
葉の変化が気になるときは、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。葉の色と付き方、土の乾き方を伝えれば、次に確かめる点を具体的にお伝えします。
03 剪定・依頼を考えたい方へ
切る前に、剪定の考え方を知る
花茎は葉の上へ高く伸び、一日だけ咲いた花が数個つきます。花が終わった花茎を整えたいときは、葉のアーチや茂みの形が崩れない範囲で切りそろえましょう。根茎で広がるため、茂み全体を小さくしたい場合は分割と合わせて考えられます。
花茎を整え、葉の形は残す
花が終わった花茎は、葉のアーチを崩さない高さで切りそろえてください。花茎に葉はなく、先端に一日だけ咲いた花が数個つきます。茂みを小さくしたいときは、株分けとあわせて外側の葉から整えると、形が見えやすくなります。 [1]
相談するときに伝えること
木全体の写真大きさや形が分かるもの
困っている場所枝が当たる場所など
希望する仕上がり残したい形や枝ぶり
剪定を任せたいときは、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。花茎の高さと茂みの広がりを伝えれば、切りそろえる範囲を話し合えます。
04 特徴と育て方
ヘメロカリスのことを、もう少し
アスパラガス科(Asphodelaceae)の多年生草本で、キク科ではなく草花のグループに属する。根茎(リゾーム)により素早く広がり、ロゼット状に葉を出すクローン性の茂みを形成する。花茎は剣形の葉の上に立ち上がり、先端に一日しか咲かない橙色の漏斗状の花を数個つける。果実は蒴果。
画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。
基本情報・参考資料を見る
Hemerocallis fulva
情報確認日:2026-10-17T04:48:22.511365+00:00
参考資料
- Hemerocallis fulva — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。













