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ヒューケラ

庭木図鑑 / 常緑

ヒューケラ

株元から茂る常緑の葉と、初夏の赤い花

小さな赤い花と心形の葉。庭の縁や半日陰に置ける草花として気になるヒューケラ。高木ではなく地面に近い場所で楽しむ草本です。日当たりと土の水はけ、水やりの目安まで、育てる前に確かめておきたい点を押さえておきましょう。

多年草の草本

ヒューケラ(Heuchera sanguinea)は、ユキノシタ科に属する直立して株を形成する草本の多年草で、アリゾナ州・ニューメキシコ州・メキシコ北部が原産です。 [1]

心形の常緑の葉

葉は心形〜腎形で、先の尖った三角形の浅い裂片が5〜7個つき縁にわずかな锯歯があります。葉身は長さ7.5〜15cm、幅2.5〜7.5cmです。 [1]

初夏の円錐花序

晩春に始まり初夏まで、葉の上へ高く高出した細い円錐花序に、小さな明るいピンク〜赤の花を上向きにつけます。花はミツバチとハチドリの蜜源になります。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

ヒューケラはユキノシタ科の多年草で、株元から葉が茂るロゼット状に育ちます。茎の出ない草本なので、高木と同じように扱わず、葉と花を低い位置で楽しむ植物です。

こんな希望には合いやすい

ヒューケラ

半日陰がある場所

日当たりの良い場所から半日陰までを好みます。庭の縁や、午後の日差しがやわらぐ場所に置くと、心形の葉の表情を楽しめます。 [1]

ヒューケラ

乾燥に強い庭

耐乾燥性・耐暑性があり、乾燥した土にも耐えます。葉に含まれるタンニンのため、シカやウサギが食べにくいのも特徴です。乾燥しやすい庭でも候補になります。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ヒューケラ

粘土質の土は避ける

ヒューケラは粘土質の土壌には適応できないため、水がたまりやすい重い土は避けてください。 [1]

ヒューケラ

水はけを先に確かめる

有機物に富んだ排水のよい土壌が向きます。植える前に、水が下へ抜ける土かどうかを確かめましょう。 [1]

ヒューケラ

張り幅を想定する

草丈は約30〜48cm、株の張り幅は約23〜76cmに達します。張り幅が大きいぶん、隣の植物との間隔を空けて場所を選びましょう。 [1]

株元から広がるロゼット

茎の出ない草本で、葉は株元からロゼット状に茂ります。草丈は約30〜48cm、張り幅は約23〜76cm。植える位置は、この張り幅をもとに周囲との間隔を空けて決めていきましょう。 [1]

ヒューケラ育て方をもう少し詳しく →

排水のよい土に植える

植える場所は、日当たりの良い場所から半日陰までを選びましょう。有機物に富んだ排水のよい土が向いています。粘土質の土は避けてください。 [1]

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植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たり、土の水はけ、隣の植物との間隔を写真と一緒に伝えてください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の形と株の広がり方を見ながら、植える場所と水やりを判断できます。粘土質の土や水がたまる場所は苦手なので、まず土の水はけを確かめてください。

ヒューケラ

裂片の形と縁

心形〜腎形の葉に、先の尖った三角形の裂片が5〜7個つきます。前年との違いを比べるときは、裂片の形と縁のわずかな锯歯を見てください。 [1]

花茎が葉より高いか

花期の細く枝分かれした円錐花序は、葉の上へ高く高出します。花茎が葉より高い位置に出ているかを見ると、花の進み具合が分かります。 [1]

株元の広がり方

葉は株元から直立して茂り、株を形成します。張り幅が約76cmに近づいていないか、周りの植物との間隔を見ましょう。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

乾燥に気づいたら

乾燥が続くときには、たっぷりと水やりしてください。根元の土の表面が乾いていたら、水やりの回数を増やしましょう。 [1]

しおれた花茎を見つけたら

しおれた花茎を取り除くと開花を促せます。花色が薄くなった茎を見つけて、花茎ごと取り除きましょう。 [1]

土が気になるとき

粘土質の土や水が残る場所は苦手です。葉の様子が落ちてきたら、排水のよい土に替えることを検討してみてください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の様子が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の変化を相談できます。いつからどう変わったか、葉の裂片と株元の様子を写真で伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

花後にしおれた花茎を取り除くと開花を促せます。細い花茎は葉の上へ高く出るので、花色の薄くなった茎を見つけて、花茎ごと取り除きましょう。

しおれた花茎だけを取り除く

花後にしおれた花茎を取り除くと開花を促せます。細く枝分かれした花茎は葉より高く出るので、花色が薄くなった茎が目立つ時期に行いましょう。 [1]

ヒューケラ

花色が薄くなったら

花は晩春に始まり初夏まで続きます。色が薄く開きの弱った花茎は、花茎ごと取り除いていきましょう。 [1]

ヒューケラ

花茎が株を覆ってきたら

葉の上へ高出した花茎が目立って増えたら、花後の取りどめの時期です。取り除いた花茎の分だけ、株元の葉が見えやすくなります。 [1]

ヒューケラ

次の花を促したいとき

開花を促したいときは、しおれた花茎を外しましょう。手入れはまず花茎だけにしぼってかまいません。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

花茎の手入れを任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。花茎の高さと、しおれた花茎の有無を伝えると状況が伝わります。

04 特徴と育て方

ヒューケラのことを、もう少し

ユキノシタ科の多年草(草本)で、直立し株元から茂るロゼット状のクルミ類縁植物。和名ヒューケラ、英名コーラルベルズ(Coral Bells)。初夏に葉の上へ高出する細い円錐花序に小さく明るいピンク〜赤の鐘形花をつける。

ヒューケラ

晩春から初夏の花

晩春に小さな明るいピンク〜赤の花が、葉の上へ高く出た円錐花序に上向きにつきます。花はミツバチとハチドリの蜜源になります。 [1]

ヒューケラ

乾燥期の水やり

乾燥時には十分に水やりしてください。粘土質の土は避け、排水のよい土を用意したうえで、土の乾き具合を見て回数を調整しましょう。 [1]

ヒューケラ

常緑の葉を見守る

葉は常緑です。冬の間も葉を見ながら、株の張り幅と隣の植物との間隔を確かめておくと、翌春の管理がしやすくなります。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Heuchera sanguinea

情報確認日:2026-10-17T03:44:35.750534+00:00

参考資料

  1. Heuchera sanguinea — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。