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ハウチワカエデ

庭木図鑑 / 落葉

ハウチワカエデ

満月のような葉を楽しむ、手数の少ないカエデ

庭にカエデを植えたいものの、大きさや日当たりが気になりますか。ハウチワカエデは、ゆっくり育ち手入れの手数が少ない落葉樹です。

原産と樹形

日本・満州・韓国の山岳地帯が原産で、直立から開張する姿でよく複幹になります。高さは最大15〜30フィートに達します。 [1]

満月のような葉

葉は対生で幅3〜6インチの中緑色。掌状に7〜11の鋭い裂片へ深く裂け、満月に見えることから英名がつきました。 [1]

花と実の移ろい

葉に先立つ早春4月に紫がかった赤い小花が下垂し、その後に長さ1インチほどの翼果が晩夏から初秋に熟します。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

満月のように円い葉を広げるハウチワカエデは、山岳地帯が原産の落葉樹です。まずは日当たりの強さと風の当たり方を確かめ、涼しい木漏れ日のある場所を選びましょう。

こんな希望には合いやすい

ハウチワカエデ

ゆっくり育つ木を楽しみたい方へ

成長速度が遅く、管理の手数が少ないため、手をかけすぎずに木の移ろいを楽しめる木です。 [1]

ハウチワカエデ

木漏れ日のある庭の方へ

涼しい夏とやわらかい木漏れ日を好み、十分な日当たりにも耐えるため、半日陰のある庭に合います。 [1]

植える前に考えておきたいこと

ハウチワカエデ

夏の強い日差し

夏の強い日差しの下では葉が焼けることがあります。葉先が傷んだら、日当たりの条件を見直してください。 [1]

ハウチワカエデ

強い風が当たる場所

強い風が当たる場所は避けてください。若木に支柱を立てると、より直立した生育を促せます。 [1]

ハウチワカエデ

水がたまりやすい土

湿り気を保ちつつ水はけのよい土を好みます。水が長くたまる場所は、植える前に排水を確かめましょう。 [1]

複幹の広がりを見越して選ぶ

直立から開張する小高木または大形の低木で、よく複幹になります。幹が分かれて広がる分だけ、周囲に余裕のある場所を選びましょう。 [1]

ハウチワカエデ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で、風を避ける場所に植える

植える場所は涼しい木漏れ日とやわらかい日陰を選び、強い風が当たらない位置にしましょう。土は、湿り気を保ちつつ水はけのよいものを選びましょう。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷ったら、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日照、風の強さ、土の水はけを伝えれば、候補の場所を一緒に整理できます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色づきや夏の傷みは、季節と置き場所で変わります。葉先の変化、土の乾き、風の強さを分けて見ておくと、次に見直す場所の候補が見えてきます。

ハウチワカエデ

葉の裂片と色の変化

掌状に7〜11の裂片へ深く裂ける葉は、中緑色から秋にかけて黄色と赤へ色づきます。前年と比べてみてください。 [1]

葉先の焼け

夏の強い日差しの下では葉が焼けることがあります。葉先の変化が出たら、日当たりと風の状況を分けて確かめてください。 [1]

樹皮の様子

若木の樹皮は滑らかですが、年を経た木では粗く鱗片状になります。樹皮を見ると、木の成長ぶりを確かめられます。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉が焼け気味のとき

葉先が変色したら、強い日差しがどこから当たるかを確かめましょう。涼しい木漏れ日のある場所にすることを検討してください。 [1]

風が強い日が続くとき

強い風が当たる場所に植えているなら、風を避けられる位置への移動や若木への支柱を検討してください。 [1]

土の乾きが早すぎるとき

表面が乾いていても、土の湿り気を確かめましょう。水が長くたまる箇所があれば、そこを避けた植え方を検討してください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になるときは、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。いつ頃から、どの葉に、どのような変化が出たかを伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

ハウチワカエデは成長が遅く、手入れの手数が少ない樹種です。樹形を崩したくないときは、枝ぶりを観察したうえで剪定を検討してみてください。

樹形を崩さず、範囲を絞る

成長が遅く管理の手数が少ない樹種です。剪定では直立から開張する姿を保ち、整える枝を決めてから手を入れましょう。 [1]

ハウチワカエデ

複幹が寄り合ったとき

よく複幹になる樹形です。幹同士が寄り合い風通し悪くなったと感じたら、剪定を検討してみてください。 [1]

ハウチワカエデ

開張した枝が周囲にかかるとき

枝が広がって周囲の通路や他の植物にかかるなら、どこまで戻すかを決めて剪定を相談しましょう。 [1]

ハウチワカエデ

落葉して枝が見えやすいとき

秋に葉が黄色と赤へ色づき、その後は落葉します。枝ぶりが見えやすくなったときに、不要な枝を見定めてから剪定を検討してみてください。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたいときは、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。木の高さと、整えたい枝の位置を写真と一緒に伝えると話しやすくなります。

04 特徴と育て方

ハウチワカエデのことを、もう少し

カエデ科の落葉小高木または大形の低木で、日本・満州・韓国の山岳地帯が原産。直立から開張する樹形で、しばしば複幹となり、滑らかな灰色の樹皮をもつ。満月のように円く掌状に裂ける対生葉を持ち、葉に先立つ早春に紫紅色の小花を下垂する花序でつけ、その後に翼果(さかま)を熟らせる。成長は遅く、手入れの手数は少ない。

ハウチワカエデ

早春の花を楽しむ

4月、葉に先立って紫がかった赤い小花が下垂する花序に咲きます。開花の様子を前年と比べてみてください。 [1]

ハウチワカエデ

秋の紅葉と冬の姿

秋に葉が黄色と赤へ色づき、落葉した冬は滑らかな灰色の樹皮や複幹の輪郭がよく見えます。 [1]

ハウチワカエデ

置き場所と水やりの目安

湿り気を保ちつつ水はけのよい土を選び、強い風の当たらない場所に置きましょう。水やりの量は、土の湿り気を見て決めます。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Acer japonicum

情報確認日:2026-10-17T03:11:43.039420+00:00

参考資料

  1. Acer japonicum — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。