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トキワイカリソウ

庭木図鑑 / 常緑

トキワイカリソウ

地表を覆う常緑の地被多年草

トキワイカリソウを庭に植えるか迷っていませんか。根茎で地表を覆う姿、春の穂状の花、季節ごとに移ろう葉の色まで、育てる前に知っておきたい性質と、植え方・手入れの目安がここで分かります。

種小名が示す常緑性

種小名は「常に緑」の意味で、常緑として育ち、寒冷な環境では半常緑になります。日本原産の多年草です。 [1]

根茎で広がる地被植物

根茎を広げて拡がり、時を経てこんもりとした株を形成します。成長速度は中程度で、株立ちに密に茂ります。 [1]

春に穂状の花を咲かせる

春に葉の上へ高くなる穂状花序に8〜10輪が密につき、径1〜2インチの花が白から紫色に咲きます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

ブベルベリス科イカリソウ属の多年草で、日本原産です。根茎を広げて地表を覆い、時を経てこんもりとした株をつくります。成熟時の高さと幅は1〜2フィートです。深い日陰から半日陰を好み、酸性で水はけがよく適度な湿り気のある土を好むため、植える場所はこの条件で選びましょう。

こんな希望には合いやすい

トキワイカリソウ

地表を埋めたい庭に

根茎を広げて地表を覆う刈り込み型の地被植物で、時を経てこんもりとした株になります。余った場所をやわらかく埋めたい庭に向いています。 [1]

トキワイカリソウ

日陰でも春の花を楽しむ

深い日陰から半日陰(1日2〜6時間の直射日光)を好みます。木陰や建物の日陰など、日当たりが控えめな場所でも春の花を楽しみられます。 [1]

植える前に考えておきたいこと

トキワイカリソウ

アルカリ性に傾く土は避ける

酸性(pH6.0未満)で、水はけが良く適度な湿り気のある土を好みます。アルカリ性土壌には耐性がないため、塩基に傾く場所は避けましょう。 [1]

トキワイカリソウ

水たまりが続く場所

中程度の湿り気を好みますが、排水が良い土を要します。雨水が長くたまる低地や、根元が湿ったまま残る場所は避けたほうがよいでしょう。 [1]

トキワイカリソウ

冬に葉が傷むことがあります

寒冷な環境では半常緑となり、冬を越せなかった葉身は切り落とすことになります。冬の終わりに、葉が傷んでいないか確かめてみてください。 [1]

成熟時の高さと幅は1〜2フィート

成熟時の高さは1〜2フィート(約30〜60cm)、幅も同じく1〜2フィートに達します。隣の株との間隔はこの広がりを考えて、1株ずつ余裕を持って配置するとよいでしょう。 [1]

トキワイカリソウ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で水はけのよい酸性土に植える

植える場所は、深い日陰から半日陰を選びましょう。水はけがよく適度な湿り気のある酸性の土を整えます。有機質に富む土が向いているため、こうした土を用意し、根茎が広がる余裕も見込んで株間をとりましょう。 [1]

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植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日陰の範囲と土の排水を、写真と一緒に伝えてください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の色や株の広がり方に変化があっても、季節と置き場所の条件を分けて見れば見極めやすくなります。春の紅色から秋の黄・赤への移り変わり、冬を越せなかった葉の扱いまで、順に見ていきましょう。

トキワイカリソウ

葉の色の季節変化

春は紅色を帯び、夏は緑、秋は黄・赤・ブロンズへと移ります。同じ株でも季節で色が変わるため、前年同時期の様子と比べてみてください。変化を捉えやすくなります。 [1]

新芽の出土

冬を越せた葉の内側から新芽が出てきます。切り落とした後も芽が地上へ出るか確かめて、株の回復の様子を見極めましょう。 [1]

株元の茂りと広がり

根茎が周囲へ広がり、時を経てこんもりとした株をつくります。株元の葉が密になっている範囲と、隣の植物との間隔を確かめておきましょう。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

冬を越せなかった葉が残る

冬を越せなかった葉身は切り落としましょう。残す部分と切り取る部分を分けてから整え、新芽が出土する余地をあけます。 [1]

葉の色が季節と合わない

まず、季節ごとの本来の色を確かめましょう。春の紅色、夏の緑、秋の黄・赤は自然な変化なので、土の乾き具合と置き場所の光を分けて見比べてください。 [1]

根元の土が乾いている

適度な湿り気を保つため、表土の乾きを確かめ、乾いたら水やりを増やしましょう。定着した株は根茎で水分を保持し、乾燥にも強い面があります。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。葉の写真と、季節・色の変化が始まった頃を伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

トキワイカリソウは刈り込み型の地被植物ですが、手入れは低く済みます。冬を越せなかった葉身を切り落とし、新芽の出土を促すのが基本です。残る葉と切り取る葉を分けてから、切りすぎないよう注意して整えましょう。

冬越しできなかった葉を切り、新芽を出す

手入れは低く済みます。冬を越せなかった葉身を切り落とし、新芽の出土を促してください。刈り込み型ですが、残る葉と新芽を傷めないよう、切り口の位置を確かめながら整えます。 [1]

トキワイカリソウ

冬に傷んだ葉が残る

冬を越せなかった葉身は、新芽の出土を妨げます。株元に古い葉が残っている状態なら、切り落として芽の通り道をあけましょう。 [1]

トキワイカリソウ

株元が混み合って見える

根茎で広がるため、古い葉と新しい葉が混ざります。混み合った部分を一つずつ分け、残す葉を決めてから整えると見通しがよくなります。 [1]

トキワイカリソウ

隣の植物と重なりすぎる

幅は1〜2フィートに達し、密に茂る性質があります。重なりすぎている時は、切り取る範囲を先に決めてから剪定を検討してみてください。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。冬を越せなかった葉の範囲と、株全体の写真を伝えてください。

04 特徴と育て方

トキワイカリソウのことを、もう少し

ブベルベリス科イカリソウ属の多年草。日本原産で、根茎を広げて地表を覆う刈り込み型の地被植物となる。やや湿り気のある排水の良い酸性土壌を好み、春に細い茎の先に白〜紫色の花を穂状に多数つける。

トキワイカリソウ

春|穂状の花と紅色の葉

春には葉の上へ高くなる穂状花序に花が密につき、白から紫色に咲きます。葉も紅色を帯びるため、花と葉を同時に楽しめます。 [1]

トキワイカリソウ

夏から秋|光と土の湿り気

夏は緑、秋は黄・赤・ブロンズへ色が変わります。半日陰を保ち、中程度の湿り気と水はけの良さを両立するよう、土の状態を見ておきましょう。 [1]

トキワイカリソウ

冬|越冬後の葉の扱い

寒冷な環境では半常緑になります。冬を越せなかった葉身は切り落としましょう。株が増えすぎたら、分割(ディビジョン)で増やせます。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Epimedium sempervirens

情報確認日:2026-10-17T02:32:57.918624+00:00

参考資料

  1. Epimedium sempervirens — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。