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センニンソウ

庭木図鑑 / 対生する奇数羽状複葉は、小葉が3〜5枚、艶のある深緑色で広卵形から楕円形をしています。若い株では葉先にゆるい鋸歯が残りますが、成熟すると葉缘はすっと丸くなり、縁がなめらかになります。長い葉柄がまわりの物にからむように支えを求め、本葉ではつる巻きひげを持たない、やや肉厚でなめらかな葉つきです。

センニンソウ

晩夏に白い花を房状に咲かせる、勢いのあるつる

白い花を一面に咲かせたい一方で、つるの伸び方や手入れの大きさが気になりませんか。センニンソウがどんな性質のつるなのか、植える場所の選び方、葉やつるの変化の見分け方まで、ここでは順に押さえていきます。

キンポウゲ科の多年生ツル

センニンソウ(Clematis terniflora)はキンポウゲ科センニンソウ属の多年生で、木質化するツル植物です。原産は日本、朝鮮半島、中国中南部とされています。 [1]

高さと幅は4.5〜9メートル

成熟した株の高さと張り出し幅はいずれも約4.5〜9メートルに達します。つる巻き式で、他の植物にからみながら樹冠を覆うほどの密度で茂ります。 [1]

咲き時は8月から10月頃

花はクリーム白色で径約2.5〜7.5センチ、香りがあり目立ちます。晩夏の8月から秋の10月頃、終端の分岐した円錐花序に3〜12輪ずつ開きます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

センニンソウは日本、朝鮮半島、中国中南部が原産の、木質化するツル性の多年草です。茎はねじれながら上方へ伸び、高さと幅はいずれも4.5〜9メートルに達します。晩夏の8月から秋の10月頃には、香りのあるクリーム白色の花が終端の分岐した円錐花序に3〜12輪ずつ開きます。

こんな希望には合いやすい

センニンソウ

半日陰でも楽しみたい

一日6時間以上の直射日光がある完全な日向から、2〜6時間の半日陰まで好みます。午前や午後に日が当たる場所なら、庭の日照条件に合わせて選べます。 [1]

センニンソウ

晩夏から秋の花を楽しみたい

8月から10月頃に香りのある白い花が房状に次々と開き、秋には綿毛のような種子頭が風に揺れます。夏の終わりから秋にかけての景色を楽しみにしたい方へ向きます。 [1]

植える前に考えておきたいこと

センニンソウ

他植物を覆う広がり

つるは他の植物にからみ、下の植物に当たる光を遮るほどの密度で茂ります。隣に背の高い木や下草がある場所では、覆われるまでの広がりを見越して場所を選びましょう。 [1]

センニンソウ

成長の速さと手入れの多さ

成長速度は速く、手入れの手間は多めに分類されています。植える前に、伸びる速さに見合う支えと手入れの時間があるか見きわめましょう。 [1]

センニンソウ

種子とつるで広がる

種子、伏条、走枝で広がる性質を持ちます。放っておくと勝手に増えるため、綿毛状の種子頭は実が散る前に取り除き、根元から伸びるつるも定期的に見て、伸びてきたら取り除きましょう。 [1]

高さも幅も4.5〜9メートルを見込む

成熟株の高さと張り出し幅はいずれも約4.5〜9メートル。茎はねじれながら上方へ伸び、長い葉柄で周囲の物に支えを求めます。隣との距離を十分に取れる場所を選んでおきましょう。 [1]

センニンソウ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で、水はけのよい場所に植える

植える場所は、完全な日向か午前・午後に日が当たる半日陰から選びましょう。土質は粘土質〜ロームで、水はけのよい環境が向いています。 [1]

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植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日照の時間と隣に植えたい植物を伝えると、広がり方を踏まえて案内できます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉は茎に対生し、小葉は3〜5枚。艶があり少し厚みのある緑色で、長い葉柄が周囲の物に傾いたり曲がったりして支えを得ます。つる巻きひげは持たず、葉柄でからみつく性質のため、支えの設えと隣の植物との距離を先に考えておくと安心です。

センニンソウ

対生する小葉の枚数と縁

葉は茎に対生し、小葉は3〜5枚。若い株は葉縁にゆるい鋸歯が残り、成熟すると縁がなめらかくなります。葉縁の様子を見ると、株の年齢を知る目安になります。 [1]

葉柄がからむ向き

つる巻きひげは持たず、長い葉柄が周囲の物に傾いたり曲がったりして支えを得ています。どの枝がどこにからみついているかを一本ずつ追えると、外す順番が決めやすくなります。 [1]

下の植物に当たる光

つるは他の植物を覆うほどの密度で茂り、下に日が当たらない状態を作ります。隣の木や下草の葉色が変わっていないか、つるの内側まで目を向けて見てください。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

つるが隣にからみ始めたら

支えにからみ始めたつるを、一本ずつ外して向きを整えてください。無理に引っ張らず、葉柄の曲がりに沿って解くと枝を傷つけずに済みます。 [1]

下の植物が日を浴びていない時

覆っているつるを一度上方へ上げ、下の枝に光が当たるようにしてください。外した後は、隣の葉の色がどう変わっていくか、しばらく見守ってみましょう。 [1]

種子頭がついたら

秋に綿毛状の種子頭がつくと、痩果5〜6個が集まった種子が風に揺れます。広がりを抑えたい時は、実が散る前に種子頭を切り落としてください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。いつ頃から、どの葉がどう変わったかを伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

成長速度は速く、手入れの手間は多めに分類されています。つるは他の植物にからみ、光を遮るほどの密度で茂ります。隣の木や足元の草花が覆われそうになったら、まず伸びてきたつるを一本ずつ外して整えてください。

覆われる前に、伸びたつるを整える

つるは他の植物にからみ、光を遮るほどの密度で茂ります。隣が覆われる前に、外せるつるから支えを離し、残す枝を決めてから剪定へ進むと形を保ちやすくなります。 [1]

センニンソウ

下の植物の葉色が変わってきた

覆っているつるの下で、隣の木や下草の葉色が変わってきていたら、光が当たっていない可能性があります。その時は、重なったつるを剪定して光を通しましょう。 [1]

センニンソウ

高さが手の届かないところへ

高さは約4.5〜9メートルに達します。上部のつるが管理しきれなくなってきたら、もっと高くなる前に剪定へ取りかかりましょう。 [1]

センニンソウ

根元のつるが重なってきた

茎はねじれながら伸び、走枝も出すため根元は混み合いやすいです。複数のつるが重なってきたら、間引く剪定で一本ずつ整理しましょう。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

つるの手入れを任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。覆われている植物と、整えたい高さを伝えてください。

04 特徴と育て方

センニンソウのことを、もう少し

キク科ではなくキンポウゲ科に属する、日本・朝鮮半島・中国中南部原産の常緑落葉性(半常緑)のツル性多年草(木質化する)です。茎はねじれながら上方へ伸び、高さ・幅ともに約4.5〜9メートルに達するほどの旺盛な成長力を持ちます。晩夏から秋に、小さな白い花を房状に次々と開き、秋には綿毛のような種の頭が風に揺れて景色を和らげます。

センニンソウ

寒い時期の葉について

葉は落葉性〜半常緑で、寒い時期に葉の量が減ることがあります。葉が薄くなっても翌春の新葉を待つ気持ちで、株元のつるの状態を見ておきましょう。 [1]

センニンソウ

場所は日当たりと水はけで選ぶ

一日6時間以上の日向から2〜6時間の半日陰まで好みます。土は粘土質〜ロームで水はけの良い場所を選び、水やりは土の表面を見ながら量を調整してください。 [1]

センニンソウ

剪定は覆われそうな時に行う

手入れの手間は多めで、つるは他の植物を覆うほど茂ります。隣の枝が覆われ始めた時点で、残す方向を見ながら剪定してください。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Clematis terniflora

情報確認日:2026-10-17T17:30:57.835132+00:00

参考資料

  1. Clematis terniflora — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。