庭の困りごとを知る・解決するメディア
庭図鑑について掲載情報と出典庭の相談
庭図鑑powered by NIWASAIDO庭と、緑のある暮らし。庭彩堂に相談
シラン

庭木図鑑 / 落葉(冬に地上部が枯れる)

シラン

春から夏にラン様の花を咲かせる地生ラン

ランを庭に植えて、きちんと咲かせるのか迷う方も多いはずです。シランは日本の草地に自生する小さな地生ランで、春から夏に下向きの花を咲かせます。冬に葉が枯れることも知っておくと安心です。

地上に生える多年草

シランはラン科の地生(地上に生える)多年生草本で、高木ではありません。 [1]

冬には地上部が枯れる

葉は冬に枯れる落葉性の性質を持ち、コルム状の偽球茎が越冬の栄養を蓄えます。 [1]

春から夏の総状花序

葉のない花茎の上に総状花序をつくり、下向きのラン様の花を咲かせます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

シランは、地上に生えるラン科の多年生草本です。偽球茎から3〜5枚の淡緑色の葉を扇形に広げ、春から夏に葉のない花茎を立ち上げて総状の花を咲かせます。成株の草丈はおおむね20〜45cmで、庭の小さな一角に馴染む草姿です。

こんな希望には合いやすい

シラン

明るい日陰がある庭

部分的な日陰で直射日光が数時間当たる場所を好みます。風を避けられる場所ならなお向きます。 [1]

シラン

湿り気と排水を両立できる土

保湿力がありながら排水がよく、有機物に富んだ土を必要とします。 [1]

植える前に考えておきたいこと

シラン

水がたまる土は避ける

シランは湿潤な土壌に耐えられません。雨や水やり後に水が残りやすい場所は避けてください。 [1]

シラン

風の強い場所は不向き

風を避けた落ち着いた場所が適します。植える前に、風が当たりやすい位置を確かめましょう。 [1]

シラン

広がり方は不規則

直立しながら不規則に広がる草姿で、成長速度は中程度です。幅は18〜30cmほどに広がります。 [1]

草丈20〜45cmの小さなスペースに

成熟時の高さは概ね20〜45cm、幅は約18〜30cm。小さな花壇や縁近くでも、ランの姿を楽しめるサイズです。 [1]

シラン育て方をもう少し詳しく →

明るい日陰で、水はけを先に見る

風を避けられる明るい日陰を選び、保湿力があり排水のよい有機物に富んだ土に植えます。水がたまる場所は避けてください。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たりと水はけの条件を、庭の写真と一緒に伝えてください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

冬に葉がすべて枯れてしまうのは、シランの性質です。地上部は枯れますが、コルム状の偽球茎に越冬のための栄養が蓄えられています。葉が枯れたあとも、そこが翌春の芽出しを支える場所です。

シラン

春の芽出しと葉の枚数

偽球茎から3〜5枚の淡緑色の葉が扇形に開きます。長さは30cmほどで、浅い襞があるのが特徴です。 [1]

花茎の立ち上がり

葉のない花茎がおおむね45cmまで立ち、その先に総状花序がつきます。花径は2.5〜7.5cmです。 [1]

冬の枯れ具合

冬には地上部の葉が枯れます。地表の姿が変わっていても、地下のコルム状の偽球茎が越冬の栄養を蓄えている時期です。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

開花後の水やりが続いているとき

開花後も生育期間の残りのあいだ、通常の水分を与えてください。土の湿り気を見ながら量を整えます。 [1]

葉の色が薄く、土が湿っているとき

湿潤な土壌は耐えられません。水はけのよい場所を選び直すか、有機物を混ぜて排水を整えましょう。 [1]

株が混み合ってきたとき

秋に行う株分けが推奨されている方法です。偽球茎を分ければ、別の場所に植えて増やせます。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。葉の色や時期、土の湿り気を写真に収めて伝えると話しやすくなります。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

シランは木ではなく、草丈の小さい園芸植物です。冬には地上部の葉が枯れるため、高木のような枝の整え方は不要です。気になるのは、枯れた葉や増えすぎた株の扱い。株分けは秋に行うと、増殖の方法として適しています。

剪定ではなく、株を見守る

シランは木ではなく草丈20〜45cmの園芸植物で、冬には地上部の葉が枯れます。枝を整える対象ではないので、地下の偽球茎を傷つけないよう株元の扱いには気をつけてください。 [1]

シラン

枯れた葉の扱いに迷う

冬に地上部の葉が枯れる性質です。いつ、どこまで取り除くか迷うときは、庭の写真を添えてご相談ください。 [1]

シラン

不規則な広がりを整えたい

直立しながら不規則に広がる草姿です。広がりすぎた株は、秋の株分けで株を分けながら間隔を整えられます。 [1]

シラン

増えすぎた株を分けたい

増殖の推奨方法は秋の株分けです。複数の株を一括で分けたい場合は、作業を依頼いただけます。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定や株分けを任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで作業内容を相談できます。草丈や株数、秋の株分けの希望をあわせて伝えてください。

04 特徴と育て方

シランのことを、もう少し

ラン科シラン属の地生多年草(草本)。中国中部〜南部および日本の中部〜南部の草地や涼しい山斜面に自生し、偽球茎から扇形に開く浅い襞のある葉と、春から夏に総状花序をつける下向きのラン様の花を咲かせる。成株の高さは概ね20〜45cmほどの中低木ではなく草丈の小さい園芸植物。

シラン

春から夏の開花期

春から夏に総状の花を咲かせます。日当たりは明るい日陰、土は保湿力があり排水のよい状態を保ってください。 [1]

シラン

開花後の水分

開花後も生育期間の残りのあいだ通常の水分を与えます。シランは湿潤な土壌に耐えられないので、水はけはそのたびに確かめてください。 [1]

シラン

冬の過ごし方

冬には地上部の葉が枯れます。コルム状の偽球茎が越冬用の栄養を蓄える時期で、翌春の開花につながります。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Bletilla striata

情報確認日:2026-10-17T01:26:19.480984+00:00

参考資料

  1. Bletilla striata — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。