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キンモクセイの樹形の生成参考イメージ

庭木図鑑 / 常緑広葉樹

キンモクセイ

秋に香る橙花の常緑樹。剪定の時期と大きさの考え方

植えるか迷っている段階でも、すでに育てている段階でも、「花が咲かない」「いつ切ればよいのか」という疑問はよくある質問です。キンモクセイは夏につくった花芽がそのまま秋に開花するため、切る時期を間違えると花が減ります。このページで植える前の判断と手入れの目安を確かめられます。

橙花のキンモクセイと白花のギンモクセイは別

モクセイ科の常緑樹です。森林総研は橙色の花のキンモクセイと、白花のギンモクセイ、淡黄色のウスギモクセイを区別しています。 [1]

開花は9〜10月、夏の花芽から

夏につくった花芽がその年の秋に開花します。開花の目安は9〜10月ごろで、地域や年により前後します。 [1] [2]

庭で5m以上になることもある

枝葉がよく茂る常緑樹で、庭では高さ5m以上に育つことがあります。低い苗の大きさのまま維持できるとは限りません。 [1] [2]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

キンモクセイは秋に橙花が香る常緑樹です。植える前に場所と大きさを決めると、その後の手入れがしやすくなります。

こんな希望には合いやすい

キンモクセイの花と枝の生成参考イメージ

秋の香りと常緑の葉を楽しみたい

日当たりから半日陰に植えると花が楽しめます。常緑の葉と秋の香りを組み合わせた庭づくりに向いた樹種です。 [2]

キンモクセイの植栽した姿の生成参考イメージ

和風・洋風の庭に一本の香りの木を加えたい

和風・洋風のどちらの庭でも利用できます。常緑で枝葉がよく茂るため、庭の骨格としても使えます。 [2]

植える前に考えておきたいこと

庭と境界の見通しの参考イメージ

狭い場所で放任したい

庭で5m以上になることがあり、放任すると大きく育ちます。狭い場所では、大きさを保つ剪定の手間を見込んでから植えます。 [2]

キンモクセイの根元と落ち葉の生成参考イメージ

大きく育ててから移植は難しい

キンモクセイは成木の移植を嫌い、植え傷みで数年間開花しなくなることがあります。大きく育ってから動かすのは難しいと考え、植える場所をあらかじめ決めておきます。 [2]

キンモクセイの葉の生成参考イメージ

冬の寒風が直接当たる場所

日陰でも育ちますが、花を楽しむなら日当たりから半日陰が適します。冬の寒風が直接当たる場所は避けます。 [2]

伸びたときの広さを先に決める

苗木の今の大きさではなく、成長後の広さを見て植える場所を決めます。樹高5m以上になる可能性があるため、建物や通路との距離を前もって確認します。 [2]

手入れ用の通路幅を確認する参考イメージ育て方をもう少し詳しく →

水はけのよい肥沃な土に植える

水はけがよく、腐植質を含む肥沃な土が適します。植え付け直後は根がまだ張っていないため、夏の乾燥には水分を意識します。 [2] [3]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。成長後の広さや建物との距離を伝えると話が進みます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

花が咲かない、葉の様子が気になる、という方はまず時期と環境を切り分けます。花芽は夏につくられるため、夏の管理と秋の開花を分けて考えます。

キンモクセイの枝葉の細部の生成参考イメージ

花が咲かなかった秋

咲かなかった年は、夏に花芽をつける性質と照らし合わせます。夏の切り戻しや刈り込みで花芽を落としていないか、時期を振り返ります。 [2]

葉の色つやと落葉の様子

常緑樹ですが、枝ぶりや葉の色つやは日々の様子が分かる観察の基本です。急に変化が大きい時は、環境の変化と時期を合わせて見ます。 [1] [2]

枝の伸び方と樹高

枝葉がよく茂るため、伸びた枝の長さや樹高の変化を記録しておくと、剪定の相談で現在の状態を伝えやすくなります。 [1] [2]

葉の変化に気づいたら、まずここから

水やりが必要な状態か分けて考える

根づいた庭植えは通常、水やりを必要としません。ただし夏の高温期の極端な乾燥や、植え付け直後は条件が異なります。まず木がどの段階かを見極めます。 [2]

剪定の時期を記録して切り分けに役立てる

剪定は秋の開花後から翌春4月までが目安です。どの時期に切ったか記録しておくと、花が咲かなかった年の切り分けに役立ちます。 [2]

香りを楽しみつつ大きさの管理を考える

刈り込みに耐え、よく芽を出す樹種です。ただし毎年十分に花が咲くとは限らないため、花を増やしたいのか大きさを抑えたいのか相談で伝えます。 [2]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の様子が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで木の状態を相談できます。いつから変化があったか、切り戻しの時期も伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

キンモクセイの剪定は、秋の開花後から翌春4月までが目安です。花を増やしたい切る場面と、大きさを抑えたい切る場面を分けて説明します。

花を増やす剪定と樹形を整える剪定を分ける

花芽は夏につくられるため、剪定の目安は秋の開花後から翌春4月までです。それ以降は徒長枝などの整理程度にとどめ、夏の刈り込みで花芽を落とさないようにします。 [2]

枝と窓の距離を確かめる参考イメージ

もう大きくなりすぎた

樹高5m以上に育つ可能性のある樹種です。建物や通路に近づいてきたと感じたら、大きさを抑える剪定を考えます。 [2]

キンモクセイの枝の重なりの生成参考イメージ

花が年々少なくなった

夏につくった花芽を剪定で切っていないか、切った時期を振り返ります。刈り込みに耐える木でも、花芽を落とすと秋の花が減ります。 [2]

剪定道具を準備した参考イメージ

切る時期が分からない

秋の開花後から翌春4月までが目安です。春咲きの花木と時期を混同しないことが、相談の前に最初に確認したいポイントです。 [2]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の相談ができます。花を増やしたいか大きさを抑えるか、希望する状態を伝えてください。

04 特徴と育て方

キンモクセイのことを、もう少し

モクセイ科の常緑樹。秋に橙色の小花が香り、枝葉はよく茂ります。花を楽しむ剪定と、大きさを抑える手入れを分けて考えます。

キンモクセイの花の細部の生成参考イメージ

秋と冬:開花と寒風対策

開花の目安は9〜10月です。常緑の枝葉は冬も庭を覆いますが、寒風が直接当たる場所は避けて配置します。 [1] [2]

根元の土へ水を与える参考イメージ

場所と水やり:土と木の状態で変える

日当たりから半日陰、水はけのよい肥沃な土が適します。根づいた庭植えは通常水やりを必要とせず、植え付け直後と夏の極端な乾燥だけ意識します。 [2] [3]

剪定前に道具を確かめる参考イメージ

剪定の補足:刈り込みに強くても花は別

刈り込みに耐え、よく芽を出しますが、毎年十分に花が咲くこととは別です。花を楽しむ剪定と、大きさを抑える手入れを分けて考えます。 [2]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Osmanthus fragrans var. aurantiacus

情報確認日:2026年10月16日

参考資料

  1. 森林総合研究所九州支所「キンモクセイ」学名・常緑性・橙花・銀木犀との差・開花
  2. KINCHO園芸「キンモクセイの育て方」樹高・日照・水分・花芽・剪定・移植
  3. 森林総合研究所林木育種センター「キンモクセイ」香り・庭木の特徴(PDF)