
庭木図鑑 / 若いうちは菱形で三裂し、基部が心形に近い葉をつける。茎は地面を這うか、上へ伸びていく。幹の先端に日光が届くと成長段階が変わり、卵形で丸いまたは広いくさび形の基部をもつ葉へと移り変わる。葉は互生に並ぶ単葉で、緑色につやがあり、長さ1〜3インチ、幅は1インチに満たない。
キヅタ(フユヅタ)
日陰の壁や地面を覆う常緑つる、成長に合わせて葉形が変わる
キヅタを庭に迎えるか迷うとき、気になるのは日陰でも育てるかどうか、そしてどこまで広がるのかではないでしょうか。ここでは、葉の形の変化、置く場所、水やりの目安を分けてお伝えします。日光が当たる枝と当たらない枝で姿が違う点も、あわせて確認してみてください。
01 植えるか迷っている方へ
わが家の庭に合う?
キヅタは、木や崖、壁に小さな気根で密着して登るつる性の植物です。垂直面がない場所では、地面を這いながら広がる地被にもなります。茎が上へ伸びきって日光を受けると成長段階が変わり、葉の形も変わっていきます。
覆う範囲を先に決める
壁や崖、木に登る場合は高さ10〜30フィート、幅1.5〜3フィートを見込みます。垂直面がない場所では地面を這って広がるため、地被として扱うなら周囲の植栽との間隔を確保しておきましょう。 [1]
育て方をもう少し詳しく →半日陰で水はけのよい土に植える
日陰から半日陽まで、湿り気があり排水のよく、有機物を多く含む土壌を好みます。植える場所は、水が溜まりにくく保湿できる土を選びましょう。 [1]
分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。
植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日陰の範囲と、覆いたい壁や地面の大きさを伝えて相談できます。
02 葉や枝が気になる方へ
葉の変化が気になったら
育て始めた方に多いのが、葉の形が変わることへの戸惑いと、広がり方が想定と違うと感じる点です。葉の形の変化は、茎が上へ伸びて日光を受けると起こる成長段階の移り変わりです。広がり方は、壁や木などの垂直面があるかないかで変わってきます。

葉の形の変化
若枝の葉は菱形で三裂し、基部が心形に近い形をとります。茎が先端まで伸びて日光を受けると、卵形で丸いまたは広いくさび形の葉へ移っていく様子を見てみてください。 [1]
茎が這うか登るか
茎は地面を這うか、壁や木に気根で密着して上へ伸びます。どちらの方向に伸びているかを確かめると、成枝に達した枝かどうかが分かります。 [1]
秋の花と冬の実
日光を受ける成枝の先だけに、秋、黄緑色の小さな花が上向きの傘形に集まります。冬から春にかけては、丸い実が黒く熟していきます。 [1]
葉の変化に気づいたら、まずここから
急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。
葉の形の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の状態を相談できます。葉の写真と、その枝に日光が当たるかどうかを伝えると相談が進みます。
03 剪定・依頼を考えたい方へ
切る前に、剪定の考え方を知る
キヅタの成枝は登らなくなる代わりに、先端で花や実をつけます。剪定は枝の量や高さを整えたいときに検討してください。花や実を残したいか、覆う範囲をどこまでにするかで、削る枝の選び方は変わります。
花と実を残したい気持ちで選ぶ
成枝の先に秋の花、冬から春の実がつくため、削る前にどちらを残したいか決めておくと選びやすくなります。剪定を検討してみてください。 [1]
相談するときに伝えること
木全体の写真大きさや形が分かるもの
困っている場所枝が当たる場所など
希望する仕上がり残したい形や枝ぶり
枝が広がりすぎたと感じる方は、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。覆いたい範囲と、花や実を残したい気持ちを添えて相談してください。
04 特徴と育て方
キヅタ(フユヅタ)のことを、もう少し
キヅタ科(ウコギ科)に属する、東アジア原産の常緑つる性植物。木や崖、壁に気根で取り付いて登り、垂直面がなければ地被として地面を覆うように育つ。高さは10〜30フィート、幅は1.5〜3フィートに達する。若枝の段階と、日光の当たり始めた成枝の段階で葉の形も姿も変わるのが特徴で、成枝の先端では秋に黄緑色の小さな花が上向きの傘形に集まり、冬から春に黒く熟した小さな実をつける。日陰から半日陽まで、湿り気があり排水の良い富み含む土壌を好み、保湿しながら水たまりにならないように管理する。
画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。
基本情報・参考資料を見る
Hedera rhombea
情報確認日:2026-10-17T16:37:37.675157+00:00
参考資料
- Hedera rhombea — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。













