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カナメモチ

庭木図鑑 / 葉は互生した単葉で、楕円形から倒楕円形、先端は尖り、縁には浅い鋸歯があります。質は硬い革質で、長さは5〜8センチほど。若葉は美しい赤銅色に染まり、やがて艶のある濃緑色に変わって一年を通して楽しめます。葉脈は8〜14対ほど平行に並び、葉柄には毛がなく滑らかです。

カナメモチ

赤い新葉が目を引く、扱いやすい常緑樹

庭に置きたい常緑樹を比べていると、カナメモチの赤い新葉に惹かれる一方で、大きくなりすぎないか、寒さに耐えられるかと迷うかもしれません。ここでは、樹形・日当たり・水はけ・剪定の要点を分けて整理しました。

常緑の大型低木〜小高木

バラ科に属する常緑の大型低木または小高木で、直立しながら円くふくらむ樹形をもちます。 [1]

赤い新葉と濃緑色の葉

新葉は赤銅色に色づき、やがて艶のある濃緑色に変わります。葉柄には毛がなく、滑らかです。 [1] [2]

初夏の花と秋の実

初夏に小さな白い花を密集させ、秋には赤く黒に熟す小実をならせます。花にはカシノキに似た香りがあります。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

カナメモチはバラ科に属する常緑の大型低木〜小高木で、直立しながら円く広がる樹形をつくります。中国南部や日本の中南部が原産で、日本の庭にもなじみが深い樹種です。成長は早く、剪定を加えなければさらに大きくなるため、置き場所は最初に決めておくと安心です。

こんな希望には合いやすい

カナメモチ

生垣や小高木に仕立てる

生垣として、あるいは小高木に仕立てる用途があり、一年を通して葉の色を楽しめます。庭になじむ扱いやすい常緑樹です。 [1]

カナメモチ

日なたから半日陰まで

日なたから半日陰まで対応し、湿り気があり水はけのよい土壌でよく育ちます。良い風通しを好みます。 [1] [2]

植える前に考えておきたいこと

カナメモチ

水はけの悪い場所は避ける

水はけの悪い環境には弱く、湿り気が残りやすい場所は向いていません。植える前に土の排水を確かめてください。 [1]

カナメモチ

寒さに弱い樹種です

フォティニア属の中では最も寒さに弱いため、寒い風を避ける場所を選びましょう。 [1] [2]

カナメモチ

葉に水をかけない

根づいてからは乾燥にも強いますが、水やりは土の表面から行い、葉に水がかからないようにしてください。 [1]

円く広がる樹形を想定する

成熟すると高さ約3メートルに達し、剪定しない株ではやがて6メートルほどに大きくなります。直立しながら円く広がるため、周囲の余裕を考えて場所を選びましょう。 [1]

カナメモチ育て方をもう少し詳しく →

排水のよい場所を選ぶ

日なたから半日陰で、湿り気があり水はけのよい土壌に植えましょう。石灰質の土壌にも耐え、良い風通しを好みます。寒い風が当たる場所は避けてください。 [1] [2]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たり、水はけ、寒さの条件を伝えれば、候補の場所を一緒に整理できます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

カナメモチを育てていると、葉の色や落ち方、冬の寒さが気になります。新葉の赤銅色がやがて濃緑色に変わる流れを知っておけば、通常の変化と見分けやすくなるはずです。水はけの悪い環境に弱い点は、植える前から注意してください。

カナメモチ

新葉の色づき

新葉が赤銅色に染まり、やがて艶のある濃緑色へ変わるのが、カナメモチの通常の推移です。 [1] [2]

葉の形と大きさ

葉は互生した単葉で楕円形から倒楕円形、長さは5〜8センチほど、縁には浅い鋸歯があります。 [1] [2]

葉脈の並び

葉脈は8〜14対ほど平行に並び、葉柄には毛がなく滑らかです。近縁種との見分けにも役立ちます。 [1] [2]

葉の変化に気づいたら、まずここから

葉に斑点などが見えたとき

葉に斑点などが見られたら、まず日当たりと風通し、土の湿り気を見直してください。 [1]

水やりの判断

土の表面の乾き方を確かめてから、水やりの量を決めてください。根づいてからは乾燥にも強くなります。 [1]

寒さが心配なとき

フォティニア属で最も寒さに弱いため、寒い風を避ける場所を選びましょう。 [1] [2]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を伝えて相談できます。新葉の色や葉の斑点、土の乾き方など、気づいた点をまとめて送ってください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

カナメモチは生垣にも小高木にもなりますが、剪定をしなければ高さ6メートルほどに達します。庭に置く大きさと仕立て方を先に決めておくと、その後の手入れの目安が定まります。

仕立てに合わせて整える

生垣や小高木に仕立てられます。剪定しないと高さ6メートルほどに大きくなるため、庭に置きたい大きさに合わせて整えてください。 [1]

カナメモチ

高さが希望より出たとき

成熟後は高さ約3メートル、剪定しなければ6メートルほどに伸びます。見通しを保ちたいときは剪定を検討してください。 [1]

カナメモチ

生垣の形を崩し始めたとき

生垣に仕立てる場合、成長が速いため形が崩れやすくなります。形が崩れ始めたら、剪定を検討してみてください。 [1]

カナメモチ

小高木に仕立てたいとき

直立しながら円く広がる樹形をつくります。枝の伸び方を見ながら、小高木らしい高さに整えましょう。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の相談ができます。希望する高さと、生垣か小高木かを伝えれば、仕立て方の目安を相談できます。

04 特徴と育て方

カナメモチのことを、もう少し

バラ科に属する常緑の大型低木〜小高木で、直立しながら円く広がる樹形をつくります。中国南部や日本の中南部が原産で、日本の庭にもなじみの深い樹種です。成長は早く、高さ3メートル前後、剪定を加えなければさらに大きくなります。初夏に小さな白い花を密集して咲かせ、秋には赤く黒に熟す小実をならせます。生垣にも小高木にもなる、扱いやすい常緑樹です。

カナメモチ

初夏の花の香り

晩春の6月に小さな白い花を密集させます。香りはカシノキに似、人によって感じ方が分かれます。 [1]

カナメモチ

秋に実が色づく

秋には赤く黒に熟す小実をならせます。実の大きさは直径1センチ未満ほどです。 [1] [2]

カナメモチ

場所と水やりの補足

湿り気があり水はけのよい土を好み、水はけが悪い環境には弱いです。水は土の表面から与え、葉にかからないようにしてください。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Photinia glabra

情報確認日:2026-10-17T23:01:30.102600+00:00

参考資料

  1. Photinia glabra — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。
  2. Photinia glabra — Oregon State University特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。