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オカメヅタ

庭木図鑑 / 葉は互生する単葉で、ハート型(心形〜卵形)を基調に、ふつう3〜7裂します。厚く革質でなめらかな緑の葉で、裏側には赤い毛がつき、イブキヅタより幅広い葉つき。若いつるの葉は裂け目がはっきり出ますが、立ち上がって伸びる枝の葉は薄く、ほとんど裂けないこともあります。

オカメヅタ

幅広の葉で日陰を覆う、常緑のつる

オカメヅタを庭に植えるか迷っている方、すでに育てている方へ。幅広の葉で日陰を緑に見せられる一方、つるは旺盛に伸びます。植える場所の選び方から、育てているときの剪定のきっかけまで、要点を押さえておきましょう。

常緑のつる性樹木

オカメヅタはツタ科の常緑で、つる性または地這いに広がる木本として育ちます。 [1]

つるは約9メートルまで

つるは30フィート(約9メートル)ほどまで伸び、空気根で壁面に張り付いて登ります。 [1] [2]

日陰と水はけを好みます

光は日陰から半日陰を好み、粘土質・ローム質・砂質のいずれの土壌にも対応して、水はけの良い環境でよく育ちます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

オカメヅタは常緑のつる性で、支えがなければ地面を覆うように広がります。空気根で壁や樹木の幹に登るため、どこまで伸ばすかを先に決めておくと管理しやすくなります。日陰から半日陰を好み、水はけの良い土でよく育つ木です。

こんな希望には合いやすい

オカメヅタ

日陰の壁や、木の下に植えたい方へ

日陰から半日陰の場所を活かせます。支えがなければ地面を覆うように広がるため、下草をまとめて緑に見せたい場所に向いています。 [1] [2]

オカメヅタ

幅広の葉で見せたい方へ

厚く革質でなめらかな幅広の葉をつけるため、常緑で緑を保ちたい庭に適しています。イブキヅタよりも幅広の葉つきです。 [1] [2]

植える前に考えておきたいこと

オカメヅタ

旺盛に育って手間が増えます

旺盛に育つため、範囲内に収めるにはかなりの剪定が必要で、管理の手間は多めです。庭の外へ広がる前に、残す範囲を決めておきましょう。 [2] [1]

オカメヅタ

葉と実に毒性があります

葉と実には中程度の毒性があり、細胞液に触れた後で強い刺激や接触皮膚炎が出ることがあります。扱った後は手を洗い、幼い子どもが触れないようにします。 [1]

オカメヅタ

実を鳥が運ぶことがあります

開花はごくまれですが、黒く丸い実を鳥が食べて種を散布します。実生の苗が欲しくない場所では、実をつけたら取り除くと安心です。 [1] [2]

登る壁の高さと、つるが広がる範囲を先に測る

つるは約9メートルまで伸び、支えがなければ地面を覆うように広がります。登る壁の高さと、つるが垂れる範囲を植える前に測っておきましょう。 [1] [2]

オカメヅタ育て方をもう少し詳しく →

半日陰で、水はけのよい場所に植える

植える場所は、日陰から半日陰で水はけのよい場所を選びましょう。粘土質・ローム質・砂質のいずれの土にも対応しますが、水が溜まる低地は避けます。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所に迷ったら、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日陰の範囲と登らせる壁の広さを、写真と一緒に伝えてください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

葉の裂け目が前年と違う、裏の赤い毛が気になるというときは、季節・日照・土の乾き方を分けて見てみてください。原因を決めつける前に、変化した場所と時期を確かめると、次にできる対応が選びやすくなります。

オカメヅタ

葉の裂け目の出方

若いつるの葉は3裂(まれに5〜7裂)が目立ち、立ち上がって伸びる枝の葉は薄くほとんど裂けません。裂け目とつるの向きを一緒に見てください。 [2] [1]

葉の裏と茎の毛

葉の裏側と茎には赤い星状の毛や鱗片状の毛がびっしりつきます。裏側を返して、毛が薄くなった箇所がないか確かめてみてください。 [2] [1]

支えに向かうつるの向き

空気根で壁や幹に張り付くため、支えに近い節から根が出始めたら登りはじめています。前年と同じ角度から撮ると、伸びる方向の違いが分かります。 [1] [2]

葉の変化に気づいたら、まずここから

つるが範囲を越えるとき

伸びてきたつるは、残す範囲の外側から切り戻します。切る前に壁面で残す場所を決めておくと、形を戻しやすくなります。 [2] [1]

葉の変化が気になるとき

葉の裏と茎を見て、土の表面の乾き具合を水やりとあわせて確認してください。急に葉色が変わったときは、日照・土の乾き・時期を分けて考えましょう。 [1]

登る先がないとき

支えがない場所では、地面を覆う広がりを想定して範囲を決めます。隣の植栽との間隔を空けてから植えると、後々の管理がしやすくなります。 [1] [2]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になったら、庭彩堂の公式LINEで葉の状態を相談できます。いつ頃から変わったかを添えて、葉の写真を送ってください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

オカメヅタは旺盛に育つため、範囲内に収めるにはかなりの剪定が必要です。つるがどこまで伸び、支えの面がどれだけ塞がれるのかを見てから、残す範囲を決められます。高所や広い壁面は業者への依頼も検討できます。

残す面を決めてから外側を切る

旺盛に育つため、範囲内に収めるにはかなりの剪定が必要です。切る前に残す面を決め、外側のつるから切り戻すと形を保ちやすくなります。 [2] [1]

オカメヅタ

壁面や下の植栽が見えなくなった

つるが重なり、壁面や足元の植栽が見えなくなったら、剪定を検討してみてください。空気根で壁面に張り付く前のほうが、切り戻しは簡単です。 [1] [2]

オカメヅタ

隣地や通路に届いた

地面を覆うように広がる性質があるため、隣地や通路にまで届いたときは剪定を検討してください。 [1] [2]

オカメヅタ

高所に届いて自分で剪れなくなった

つるは約9メートルまで伸びます。足場が必要な高さに届いたら、剪定を業者に依頼することを検討しましょう。 [1] [2]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定の範囲を決めかねたら、庭彩堂の公式LINEで剪定を相談できます。残したい面と、伸びているつるの量を伝えれば相談がスムーズです。

04 特徴と育て方

オカメヅタのことを、もう少し

カナリア諸島・アゾレ諸島・北アフリカ原産の、いぶき科(ツタ科)に属する常緑のつる性の木(這い広がる広葉樹)です。空気根で壁や樹木の幹に張り付いて高い所まで伸び、支えがなければ地面を覆うように広がります。イブキヅタ(ヒイラギツタ)と近縁で、より幅広の葉をつけます。

オカメヅタ

日陰の場所でも育ちます

光は日陰から半日陰を好みます。深い日陰でも育つため、直射日光が入りにくい壁際や、木の下の場所でも植えられます。 [1]

オカメヅタ

水はけの良い土で管理する

粘土質・ローム質・砂質のいずれの土にも対応し、水はけの良い環境でよく育ちます。土の表面の乾きを見て水の量を調整してください。 [1]

オカメヅタ

剪定は範囲を守るための手入れ

管理の手間は多めで、範囲内に収めるにはかなりの剪定が必要です。つるの伸びる速さを見て、切り戻す場所と残す面を決めておきましょう。 [2] [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Hedera canariensis

情報確認日:2026-10-17T15:00:22.355999+00:00

参考資料

  1. Hedera canariensis — NC State Extension特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。
  2. Hedera canariensis — Oregon State University特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。