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イブキジャコウソウ

庭木図鑑 / 香りをもつ楕円形の葉で、青みがかった緑色をしています。長さは約1.3センチほどで、表面に油の腺が点々と見られます。和名の由来と関係する、5本の目立つ葉脈があるのも特徴です。

イブキジャコウソウ

岩や石の間を覆う、香り高い地表の多年草

イブキジャコウソウを庭に植えるか迷っていませんか。背丈は低くても、這う茎で幅30〜60センチの葉の絨毯をつくります。日向と水はけを先に見ながら、育て方と剪定の目安を確かめていきましょう。

シソ科の多年草

地下や茎の基部が木質化するシソ科の草本の多年草で、各葉に5本の目立つ葉脈があることから、種小名quinquecostatusが付けられています。 [1]

低い背丈と這う茎

普通約10センチの高さにしかならず、這う茎で幅30〜60センチに広がって、茂密な葉の絨毯をつくります。 [1]

夏の短い穂状の花

淡い藤色からローズピンクの小さな花を、長さ6センチほどの短い穂状花序に7月から8月に咲かせます。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

イブキジャコウソウは、地下や茎の基部が木質化して地面をはわせる多年草です。背丈は10〜15センチにとどまる一方、茎が這って幅30〜60センチの密集した葉の絨毯をつくります。夏ごろには淡い藤色からローズピンクの小さな花を短い穂状に咲かせ、岩や石の間を彩ります。

こんな希望には合いやすい

イブキジャコウソウ

全日向で乾燥した場所

日当たりのよい全日向で、乾燥から中程度の水分の水はけのよい普通の土なら容易に育ちます。乾燥した岩の斜面や裂け目、砂丘に自生する性質があり、多少の貧弱な土にも耐えます。 [1]

イブキジャコウソウ

石や敷石の間を締めたい

敷石の間の埋め草や、岩庭園で小石や縁を覆う用途に使えます。香りをもつ楕円形の青緑色の葉が、地面に締まりを出します。 [1]

植える前に考えておきたいこと

イブキジャコウソウ

水はけの悪い土は避ける

湿度が高く水はけの悪い土壌では根腐れにかかりやすい傾向があります。水がたまりやすい場所は避け、砂質や岩質のふんわりした土を選びましょう。 [1]

イブキジャコウソウ

背丈より幅が出る

背丈は10〜15センチ程度でも、這う茎で幅30〜60センチに広がります。隣の植物との間隔をあけて植えれば、絨毯の広がりを楽しめるはずです。 [1]

イブキジャコウソウ

木質の茎が目立つ

地下や茎の基部が木質化し、不格好な木質の茎が目立つこともあります。見え方に違和感があれば、切り戻しを検討してみてください。 [1]

幅30〜60センチを見込む

草丈は7〜15センチほどにとどまりますが、張り出しは幅30〜60センチに及びます。周囲の植物や敷石との重なりを見込んで、幅方向の余裕を確保しておきましょう。 [1]

イブキジャコウソウ育て方をもう少し詳しく →

全日向で、水はけのよい場所に植える

植える場所は全日向で、砂質や岩質のふんわりした水はけのよい土を選びましょう。乾燥から中程度の水分なら容易に育ちます。 [1]

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植える場所に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。日当たりと水はけの条件に加え、広がりの希望も伝えられます。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

育てている株の葉が薄く見えたり、茎の下の方だけ木質化して目立ったりすると、心配になりますよね。この草は乾燥や多少の貧弱な土にも耐えますが、湿度が高く水はけの悪い土壌では根腐れにかかりやすい傾向があります。葉・茎・土を分けて見て、一つずつ確かめてください。

イブキジャコウソウ

葉の色と香り

青みがかった楕円形の葉に油の腺が点々とついています。葉をつまんだときの香りと、葉の裏側の色を見てみてください。長さは約1.3センチほどです。 [1]

茎の這う広がり

這う茎が周囲へ広がり、幅30〜60センチの絨毯になっていきます。前年に広がった範囲と比べてみてください。今年の伸び具合が見つけやすくなります。 [1]

木質化した茎の出方

茎の基部が木質化して、下の方だけ不格好に見えることがあります。切り戻す範囲を決めるときは、どのあたりから木質化しているかを見てみてください。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

水がたまりそうなとき

土の表面に水が残りそうなら、水はけを見直してください。湿度が高く水はけが悪い状態が続くと、根腐れにかかりやすくなります。 [1]

葉の色が薄く見えるとき

全日向に当たっているか、乾燥から中程度の水分が保たれているかを見直しましょう。日当たりと水やりの間合いは分けて考えます。 [1]

広がりが気になるとき

這う茎が敷石や隣の草花にかかってきたら、切り戻す範囲を決める手がかりになります。仕上げの乱れや木質の茎も一緒に見てください。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

葉の変化が気になる方は、庭彩堂の公式LINEで葉の様子を相談できます。いつ頃から変わったか、日当たりや水やりの条件も伝えられます。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

剪定を任せたいとき、どこまで切ればよいのか分からないことがあります。イブキジャコウソウは、仕上げを保つため、伸びや広がりを抑えるため、あるいは不格好な木質の茎を減らすために、必要に応じて茎を切り戻します。ここでは、見るポイントと、頼むときに伝えることをお伝えします。

必要に応じて茎を切り戻す

仕上げを整えるとき、広がりを抑えたいとき、不格好な木質の茎を減らしたいときに、必要に応じて茎を切り戻します。葉の絨毯の見た目と広がりを見て決めます。 [1]

イブキジャコウソウ

仕上げが崩れた

葉の絨毯の表面が乱れ、見た目の仕上げを保ちにくい状態になってきたら、茎の切り戻しを検討してみてください。 [1]

イブキジャコウソウ

広がりを抑えたい

這う茎が敷石や隣の植物まで及ぶほど広がっているなら、切り戻しで広がりを抑えることを検討できます。 [1]

イブキジャコウソウ

木質の茎が目立つ

不格好な木質化した茎が目立ってきましたら、その部分を減らす切り戻しを検討してみてください。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

剪定を任せたい方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の相談ができます。木質の茎の出方と、広がりを抑えたい範囲を伝えられます。

04 特徴と育て方

イブキジャコウソウのことを、もう少し

地下や茎の基部が木质化し、地面をはわしながら広がる多年草です。背丈は10〜15センチほどにとどまり、茎が這って30〜60センチ幅の密集した葉の絨毯をつくります。夏ごろ、淡い藤色からローズピンクの小さな花を短い穂状に咲かせ、岩や石の間を彩ります。

イブキジャコウソウ

開花前の夏が葉の好時期

葉はいつでも料理に使えますが、風味が最もよいのは開花前の夏ごろです。7〜8月に花を咲かせる前に収穫を考えてみてください。 [1]

イブキジャコウソウ

全日向で乾燥気味に育てる

日当たりのよい全日向が基本で、水分は乾燥から中程度が目安です。水はけのよい土なら乾燥にも耐えます。 [1]

イブキジャコウソウ

切り戻しは状態で決める

仕上げの乱れ、広がりすぎ、木質の茎の見え方を見て、必要なときに合わせて茎を切り戻します。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Thymus quinquecostatus

情報確認日:2026-10-17T23:50:58.385131+00:00

参考資料

  1. Thymus quinquecostatus特徴・栽培条件。海外の地域区分や月別作業時期は日本へ転用しない。