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イチョウの樹形

庭木図鑑 / 落葉

イチョウ

扇形の葉が秋に黄金色になる落葉高木

庭に植えると大きくなりすぎないか、雌株の違いや落葉の手入れが気になる方も多い木です。イチョウの性質と、植える・育てる・剪定する各場面で確認したいことをお伝えします。

長寿で大きな樹冠をつくる

寿命が長い落葉高木で、育つと大きな樹冠をつくります。若いうちはピラミッド形の姿になりやすいですが、年数とともに枝が広がっていきます。 [1]

扇形の葉が特徴

葉は独特の扇形で、先端が二つに分かれることもあります。秋には鮮やかな黄色に色づき、黄葉した葉がまとまって落ちて地面を覆うこともあります。 [1]

環境への適応力が高い

幅広い土壌のpHや土質に適応し、乾燥や暑さ、大気汚染にも耐えます。ただし水が停滞する土は避けたほうがよいため、水はけのよさを重視します。 [1]

01 植えるか迷っている方へ

わが家の庭に合う?

イチョウは寿命が長く、大きな樹冠に育つ樹種です。植える場所の広さや日当たり、土の水はけといった基本の性質を、初めての方にも分かる順に説明します。

こんな希望には合いやすい

イチョウの花や生殖器官と枝

日当たりのよい広い庭

日当たりを好み、大きな樹冠に育つため、上空や周囲に十分な余裕のある広い庭に向きます。季節の変化を大きく楽しめる場所です。 [1]

イチョウの植栽した姿

シンボルツリーとして映えたい庭

秋の黄色い黄葉が庭の季節の主役になります。落葉後の冬の姿も姿形が整っているため、庭の中心の木として選びやすい樹種です。 [1]

植える前に考えておきたいこと

庭と境界の見通し

落葉の掃除の手間

秋に黄葉した葉がまとまって落ち、地面を厚く覆うことがあります。植える場所を掃除しやすい範囲にするか、落ち葉の量を見込んで考えておきます。 [1]

イチョウの根元と周囲の様子

雌株の実のにおい

雌株の種子の外側にある肉質部は、落ちると強いにおいの原因になります。においを避けたい場合は、接ぎ木で増やされた雄株を選ぶ方法があります。 [1]

イチョウの葉

水はけの悪い場所

乾燥や暑さには強い一方、水が停滞する土は苦手です。雨の後で水たまりが残りやすい庭では、植える位置や周辺の排水を先に確認します。 [1]

イチョウに必要な広さの考え方

大きな樹冠に育つため、上空の空間と枝の張り出す範囲を確保したい樹です。柱状や小型の園芸品種もあるので、庭の広さに合わせて樹形タイプを選べます。 [1]

手入れ用の通路幅の確認育て方をもう少し詳しく →

植える場所と株の選び方

日当たりがよく水はけのよい場所を選びます。実のにおいが気になる場合は雄株を選ぶのが基本で、品種によって姿や大きさの印象が変わります。 [1]

分譲住宅にシンボルツリーを植える見積もり目安と工事の進め方で、費用を考えるポイントをご覧いただけます。

植える場所や株の選び方に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで植える場所を相談できます。庭の幅、日当たり、実の有無の希望をお伝えください。

02 葉や枝が気になる方へ

葉の変化が気になったら

黄葉が散る時期や実のにおいなど、育てていると気になる変化があります。ここでは観察のポイントだけでなく、心配なときに最初に何をすればよいかを具体的に示します。

イチョウの枝葉の細部

秋の黄葉と落葉の様子

黄葉の時期には、鮮やかな黄色に色づいているか、葉がまとまって落ちる様子を見ます。色づきや落葉の進み方には年ごとの差が出やすい点も見ておきます。 [1]

枝葉の張り出し具合

枝が通路や隣家側、電線の近くまで伸びていないか、時期を問わず全体を見ます。落葉期には樹形が細部まで見えるため、年一度の確認に向きます。 [1]

土の状態と水はけ

植えた場所の土に水たまりが残らないか、雨の後に根元の様子を見ます。水が停滞する環境はこの木に合わないため、日常で最も気をつけたい点です。 [1]

葉の変化に気づいたら、まずここから

黄葉や落葉が例年と違うとき

色づき方や落葉の時期を見て、例年と違う状態が続くようなら変化をよく観察します。急に葉が変わった場合は、木の全体的な様子を確認してから考えます。 [1]

水はけが悪いと感じたとき

根元に水が停滞しないかを見たうえで、植える前なら植える場所の見直しを検討します。すでに植えてある木では、周囲の様子を観察してから相談します。 [1]

枝が建物や通路に近づいたとき

伸びた枝の位置を写真かメモに記録しておきます。落ち葉の量や実の有無も併せて伝えると、剪定を頼むときの話がしやすくなります。 [1]

急な変化があるときは、木全体と気になる葉・枝の写真を撮っておくと相談に役立ちます。

黄葉や落葉の様子が心配な方は、庭彩堂の公式LINEで葉の変化を相談できます。いつから変わったか、葉や枝の様子を写真で伝えてください。

03 剪定・依頼を考えたい方へ

切る前に、剪定の考え方を知る

大きく育つイチョウは、剪定の考え方を早めに持っておくと安心です。どのような状態のときに剪定を検討するか、整理しておきましょう。

剪定で守りたい樹形

若いうちはピラミッド形に育つ姿をいかす剪定が向いています。大きな樹冠になる前に、庭の幅と合わせて伸ばす方向を決めておくことが大切です。 [1]

枝と窓の距離の確認

枝が通路や建物に届きそう

枝の張り出す範囲が家の通り抜けや隣地側に近づくと、通行や日当たりに影響します。この段階で剪定の要否を考えます。 [1]

イチョウの枝の重なり

落葉や落ち葉の後片付けが重い

黄葉が地面を覆う量が多いと、毎秋の掃除の負担になります。樹冠の大きさや枝の方向を整えることで負担を減らせるか検討します。 [1]

剪定道具の準備

木が庭の幅より大きくなってきた

大きな樹冠に育つ樹種のため、樹高や枝の広がりが庭の広さを超えてくると、全体の姿を整える剪定を考えます。 [1]

相談するときに伝えること

木全体の写真大きさや形が分かるもの

困っている場所枝が当たる場所など

希望する仕上がり残したい形や枝ぶり

枝の伸び方や剪定の時期に迷う方は、庭彩堂の公式LINEで剪定の相談ができます。枝の届く範囲と希望の姿を写真で伝えてください。

04 特徴と育て方

イチョウのことを、もう少し

扇形の葉が秋に黄色く色づく、大きな落葉高木。

イチョウの花や生殖器官の細部

季節ごとの姿の変化

夏は濃い緑の扇形の葉、秋は鮮やかな黄葉、冬は落葉して姿が見える季節感の明瞭な木です。年間を通じて庭の表情が大きく変わります。 [1]

根元への水やり

場所と水やりの考え方

日当たりと水はけのよさが基本で、乾燥や暑さには強く育てやすい木です。水が停滞する土は避け、庭植え後は水やりの回数にとらわれすぎず土の状態を見ます。 [1]

剪定前の道具の確認

剪定の補足

環境への適応力が高く育ちやすい一方で、大きくなってからの剪定は作業が重くなります。若い時期から樹形の方向を整えるのが負担を減らす方法です。 [1]

画像は庭や手入れの参考イメージです。樹種の同定や症状の診断を目的とした写真ではありません。

基本情報・参考資料を見る

Ginkgo biloba

情報確認日:2026-10-16

参考資料

  1. NC State Extension: Ginkgo biloba樹形、葉、土壌、雌雄差、植栽用途